暁 〜小説投稿サイト〜
忘れ形見の孫娘たち
2. 鎮守府に顔出してみてよ
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の画面の向こう側の鈴谷があの鈴谷なんじゃないかと思うようになってきたぞ……ヤバいヤバい。現実とゲームの区別をつけなくては……とりあえずブラウザを閉じ、パソコンの電源を落とした。このままでは区別がつかなくなってしまいそうだ。

――ぴーひょろろ〜

 またあいつか。今度は何だ?

『ぇえ〜! もう終わっちゃうのー?! もっと出撃しようよー!!』

 なんでこいつはこんなにジャストなタイミングで妙なメッセージを送ってくるのか……マズい。このままでは現実とゲームの区別がつかなくなってくる。

『もう寝なさい!』
『いいじゃん夜はこれからだよー? 鈴谷やっとエンジンかかってきたのにー!!』
『明日も来るんだろ? だったら今日は早く寝なさい!!』
『ちぇ〜……せっかく一ヶ月ぶりにオールナイト覚悟だと思ったのにー……』

 言ってる意味分かってるのこの子?

『あーそうそう。みんなに提督へのお別れの件話したよ』

 ほう。仕事が早いね鈴谷くん。

『で、とりあえず明日は大淀さんが鈴谷と一緒にそっちに行くから。明日もよろしく〜』

 鈴谷に関してはもう驚くことはないが……まさかその大淀とかいう人も……気になった僕は『艦これ 大淀』でグーグル先生で検索をかけてみる。

「……マジか」

 いた。『大淀』ってキャラも艦これにいた。まさかとは思うけど……明日鈴谷が連れてくる大淀さんとやら、この『大淀』ってキャラのコスプレしてやってくるんじゃあるまいな……。

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