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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第九話 対AMF
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かないからな」
そうか。魔力回路の加速はアスカ君のオリジナル。アスカ君以外にはできない。つまり、対AMFは今のところアスカ君しか使えないんだ。
「イオンを撃ち出す装置でもあれば別だろうけど、そういう機械ってかなりでかいし、真空状態じゃないと上手く加速させられないんだ」
アスカ君の言うとおりイオン
加速器
(
アクセサレーター
)
なんて大きな機械を導入する訳にはいかないからね。
「えー、それじゃ厳しいなあ」
スバルがガッカリしたように言う。フロントアタッカーとしては、あのAMFは邪魔だもんね。気持ちは分かるなあ。
「まあ、オレが使えりゃ何とかなるだろ。戦術の一つの手札としては十分さ。だろ?ティアナ」
「……そうね。乱発しないでここぞって時に使えば、かなりの効果を期待できるはず」
ウン、とティアナが頷く。
あー、でもなぁ……
これ言ったらガッカリするだろうなあ……特にアスカ君が。
「とにかく、データを本局技術部に回します。これを期に、AMF対策の研究が進めば、武装隊の負担も軽減できるかも」
それまでのデータをシャーリーがまとめてる。
うん、そうなんだけどね。ちょっと言いづらいなあ……
「よし!機動六課はAMF対策できたって事で!」
嬉しそうに言うアスカ君。うぅ……でも、隊長としては言わないとダメなんだよね。
「うん。でも訓練じゃ使用禁止ね」
ズテッ
あ、顔からコケた。まあ、そうなるよね。
「な、なんでですか!隊長!」
ガバッと起きあがったアスカ君が詰め寄ってきた。
ちょっと涙目になってる。
「なんでだと思う?」
意地悪だとは思うけど、私は質問を質問で返した。
するとアスカ君はウッと言葉を詰まらせた。
「……AMF影響下における戦闘訓練だからです。AMFを消す事が訓練の目的ではないからです」
ものすごく落ち込んだ感じでアスカ君が答える。
うぅ……凄い事をしたのに……ごめんね。
「正解。ちゃんと正しく訓練を理解してるね。さあ、また模擬戦するよ!」
いたたまれなくなって、私は訓練を再開させた。
アスカ君が大きなため息をついて離れていくのが分かる。
「うぅ、ゴメンね、アスカ君」
その背中を見て、思わず謝っちゃった私。
「やった事は凄い事なんですけどね。訓練内容からは外れてましたから」
そう言うシャーリーも、アスカ君に同情しているみたいだ。
訓練が終わったらちゃんと褒めておかないとね。
outside
訓練が終了して、アスカはフラつく足で隊長室に向かっていた。
昨日スバルに訓練日誌を押しつけたので、今日はアスカが当番になったのだ。
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