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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第九話 対AMF
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その声に反応したアスカがピョン、と跳ねるように立ち上がり、ダッシュで駆け寄ってくる。

「おはようございます!高町隊長!」

ドデカい声で敬礼するアスカ。ハイテンションである。

「あー、おはよう、アスカ君。えーと、少し疲れてるかな?」「いえ全然!」

「「「「……」」」」

一人ハイテンションのアスカに彼を気遣うなのは。その微妙な空気に耐えてるフォワード4人。

カオスな現場にシャーリーも登場する。

「シャーリー、昨日の細工は別にインチキじゃないよな?」

「何度も言わせないでよ、インチキじゃないけど意味もないじゃない」

ウンザリとした感じでシャーリーが軽くあしらう。

何度もと言う事は、昨日に散々言い合っているのだろう。

「よし!隊長、早速模擬戦やりましょう!」

「少しは落ち着け!」

暴走気味のアスカに、流石にティアナが抑えに入る。

「あ、あはは……」

なのはが圧倒されたように力なく笑う。

「昨日デバイスを改造してくれって言ってきたり、なのはさんに魔力弾を撃たせたりするし、挙げ句の果てにフェイトさんにも斬撃使わせるしで何考えてるのよ?」

シャーリーが昨日からおかしなテンションになっているアスカに呆れる。

(本当に何やってんのよ!)

口には出さないが、心の中でツッコムティアナ。

流石に、エリオもキャロも呆れている。

「ねえ、アスカ。もしかしてAMF対策を思いついたの?」

スバルが聞くと、アスカはドヤ顔で即答した。

「わからん!」「わかれ!」

耐えきれなくなったティアナが怒鳴り声を上げた。

「あー、じゃあ模擬戦やろうか」

毒気を抜かれたのか、なのははやや疲れた感じになっていた。





最初の模擬戦で、アスカは最前列に陣取っていた。

試したい事があると、ティアナを無理矢理説得したのだ。

「一回だけよ」

高いテンションのアスカについていけないティアナが、諦めた感じで承諾する。

それを確認したアスカが、スバルとエリオに話しかける。

「スバル、エリオ。オレの合図で魔法攻撃をガジェットに仕掛けてくれ。これでダメなら、AMF対策は諦める」

さっきまでのハイテンションと打って変わって、アスカは真剣な目で二人を見る。

スバルとエリオは顔を見合わせ、そして力強く頷いた。

「OK!」「分かりました!」

そして、模擬戦が始まった。





3機のガジェットがAMFを全開にしてアスカに迫る。

(AMFはあくまで魔力結合を阻害するだけで無効化する訳じゃない。なら、阻害する原因を叩く!)

アスカはAMF有効範囲に入る前にデバイスを振るった。

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