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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第九話 対AMF
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、スポーツ飲料のラベルを食い入るように見ている。

「電解質……?」

ポツリと呟く。そして、

「ああっ!そうか!これだ!」

バッと立ち上がってスポーツ飲料を飲み干す。

突然叫び声を上げたアスカに、全員がビクッと身体を振るわせた。

「ア、アスカさん?うわっ!」

「エリオ、これだよ、これ!」

ガバッとエリオを抱きしめると、グルグル回り出したアスカ。

ハイテンション、というよりおかしなテンションになっている。

「アスカ、アスカ!どうしちゃったの!」

いきなりバーサークしたアスカを心配そうに見るスバル。

だが、そんなスバルを余所に、アスカは訓練日誌を押しつけた。

「わりぃ!日誌頼むわ!ちょっとシャーリーの所に行ってくる!」

さっきまでヘバっていたのがウソのように、ダッシュで飛び出すアスカ。

シーン、と待機所が静まりかえる。

コホンと咳払いをしたティアナが、キャロに尋ねた。

「ねえ、キャロ。ヒーリングって、頭に効くの?」

「む、むりですぅ〜」

ティアナの無茶振りに、キャロは力無く叫び声を上げた。





翌日、アスカはいち早く訓練場に出ていた。

シャーリーに頼み込んでガジェットを一機出してもらい、AMFを全開にしている。

「アイツ……本当に大丈夫なんでしょうね?」

その様子を、遠くから眺めているティアナ達。

「ものすごく笑ってますね」

キャロが不安そうに言う。

彼女の言うとおり、アスカは満面の笑みを浮かべてAMFを気持ちよさそうに浴びていた。

「うーん。AMF対策を思いついたのかな?」

心当たりがあるとすれば、スバルの言うようにAMF対策を思いついたと言う事だが、本人に確認をしないと分からない。

「さあね。エリオ、何か聞いてないの?」

「アスカさん、昨日は遅くに帰ってきてそのまま寝ちゃってましたから。今朝も起きたら居なくて、あの調子です」

ティアナに聞かれたエリオが、AMFの中で笑っているアスカを指す。

そこに、なのはがやってきた。

「おはよう、みん……」

言いかけて、AMFの中で笑っているアスカを見て絶句する、。

「「「「おはようございます!」」」」

アスカを除いた4人が敬礼して挨拶をした。

「あ……おはよう……えーと、アスカ君は大丈夫なのかな?」

遠くでガジェットの前で胡座をかき、超笑顔でAMFを浴びているアスカを見て、なのはが不安そうに訊ねる。

「「「「……」」」」

聞かれても答えようがない4人は、スッと目を逸らす。

「ア、アスカくーん!集まって!」

その空気に耐えきれなくなったなのはが、アスカを大声で呼んだ
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