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全ては我が趣の為に
魔法先生ゲイザー 破
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…」

「「「「……………」」」」

まさか、であろう。
威勢良く出てきて、格好良い登場をしたのにも関わらず、自分の事を変態だと名乗る。
おまけに教師を辞めてきたといえば、何を考えているのかと問い詰めたくなる。

「あー、オホン。
それでゲイザー殿。君は何故来たのかな?
私としてはこのまま静観していて欲しいのだが」

「おや?そうだったのですか?
それならそうと早くおっしゃってほしかったですね」

「おお、分かってくれ―――」

「もう終わってしまったじゃないですか」

ヘルマンは、言葉も良い終えず消え去った。
物理的に、間接的に、そんな証明は出来ない。
見えなかった。何が起こったのかも、何をしたのかも。

「さて、一応もと教師として忠告を。
この雨の中、裸で彷徨くのは紳士として見過ごすことは出来ません。
僭越ながら、送らせて頂きましょう」

パチン、と、ゲイザーが指をならすと、その場にいた全員が転移させられた。
もちろん行き先はもといた場所なのだが、魔法無効化を持った少女出さえも、簡単に送ってしまったのだ。

「さて…エヴァンジェリンさん」

「やはり気づいていたのか」

振り替えれば昼間の少女が立っていた。

「勿論。暫くの間私の主になられる方ですから。
香りから気配、足音に魔力の色等々、全て把握しております」

「怖いわ!ストーカーか貴様は!?」

「いいえ、変態です」

「やかましい!」

「なるほど、お休みの添い寝が必要ですか?仕方ありませんね。
僭越ながら私が明日の朝のお早うまで―――」

「いらんしキモいし言っとらんわ!」

うがー!と、エヴァンジェリンは後悔する。
本当にゲイザーを雇って良かったのだろうか、と。

ヴァリオット・ゲイザーの変態道はまだまだ続く。
さぁ、次は誰の執事になり得るのか…。





因みに後日のネギ少年。

「皆さん、裸体についてどう思いますか?」

「ネギ君が変態になったーーー!!」

と言うことがあったとか。
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