第20話
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……―――落ち込んでも仕方ない。俺達は俺達で頑張ればいいさ。それに商売敵というよりいいライバルって考えておこう。その方がやる気がでてこないか?」
エリィ達の話を聞いていたロイドは考え込んだ後、気を取り直して提案した。
「………ライバルというには実力差がありすぎる気が………」
ロイドの提案を聞いたティオはエリィ達と共に脱力した後ジト目でロイドを見つめ
「ま、それでもあのアリオスってオッサンよりはまだ追いつけそうではあるかもな。」
「うーん、それは確かに………」
ランディとエリィは納得した様子で頷いた。
「まあ、気の持ちようってことさ。」
「………まあ、モチベーションを上げる為として良いとは思いますが………エステルさんとミントさんはあの”ブレイサーロード”と”黄金の百合”ですよ?ぶっちゃけ彼女達をライバル視するのは無謀としか言いようがないのですが。」
「へっ!?」
「そ、そういえばそうだったわね………」
そしてティオの説明を聞いたロイドは驚き、エリィは疲れた表情で頷き
「なんだぁ?その2つ名は。あの嬢ちゃん達、そんなに凄い遊撃士なのか?」
3人の様子を見たランディは不思議そうな表情で尋ねた。そしてロイド達はエステルとミント―――”ブレイサーロード”と”黄金の百合”について説明した。
「遊撃士でありながら貴族の上、メンフィル兵を私兵として持っているって………おいおい………あの嬢ちゃん達、そんなとんでもない存在だったのかよ!?しかもエステルちゃんは6種類の異種族と契約してるって…………いくらなんでも反則じゃねえか、それは!?」
「(正しくは7種類ですけどね………)…………………」
説明を聞いたランディは驚き、ランディの言葉を聞いたティオは静かな表情で黙り込み
「俺もどこかで聞いた名前とは思っていたけど………まさか彼女達がそうだったなんて………」
ロイドは疲れた表情で溜息を吐いた。
「そういえば………2人とも、エステル達と知り合いのようだけど………」
そしてある事を思いだしたロイドはエリィとティオに尋ね
「え、ええ。姉の結婚式で知り合ったの。どうやら姉とエステルさんが知り合いだったようで………その関係でエステルさんを結婚式に呼んだみたい。ちなみにその時に、メヒーシャに食事の楽しさを教えてくれたのよ。」
尋ねられたエリィは一瞬焦った後、答えた。
「へ〜………ティオはどんな縁で会ったんだい?」
一方エリィの答えを興味深そうな様子で聞いたロイドはティオに尋ねた。
「…………わたしは”特殊な事情”でエステルさん達と行動を共にすることがありましたので、その時にです。」
(ま、また………)
(………ペテレーネ様
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