第20話
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線を向けられた蜂蜜色の髪の女性と金髪の女性はそれぞれ頷き
「うん、あたしは別に。何とかみんなの切りこみのタイミングを作れてよかったわ。それはそうと………」
栗色の髪の娘は頷いた後、ロイド達に視線を向けた。
「えっと、もしかしてクロスベル警察の人かしら?南口のところで、交通課の人から話を聞いたんだけど。」
「あ、ああ………その、君達は………」
「あ、いきなり現れて混乱させちゃったみたいね。」
困惑しているロイドに栗色の髪の娘は苦笑した後、気を取り直して自己紹介を始めた。
「初めまして!あたしはエステル。エステル・ブライトよ。」
「ミントでーす!よろしくね!」
「僕はヨシュアと言います。遊撃士協会・クロスベル支部に正式配属になったばかりです。」
「………私の名はフェミリンス。遊撃士ではないけれど、エステル達の仕事を手伝っていますわ。」
「(やっぱり遊撃士か………)自分達はクロスベル警察、特務支援課に所属する者です。危ないところをありがとう。本当に助かったよ。」
栗色の娘達―――エステル達の自己紹介を聞いたロイドは心の中で溜息を吐いた後、一歩前に出て名乗り出た。
「あはは、いいって。あなたたちも結構やりそうだし、余計なお世話かなってちょっと思ったんだけど………」
「いや………正直、危なかったよ。―――俺はロイド。ロイド・バニングスだ。」
「うっす。ランディ・オルランドだ。」
「エリィ・マクダエルです。………お久しぶりですね、エステルさん。」
「………お久しぶりです、エステルさん、ヨシュアさん、ミントさん、フェミリンスさん。まさかこんな形で再会する事になるとは思いませんでした。」
ロイドとランディはそれぞれ名乗り、エリィは名乗った後エステルに微笑み、ティオは静かな笑みを浮かべて軽く頭を下げた。
「ロイドさんにランディさん………って!エリィさんにティオちゃんじゃない!2人とも久しぶり〜!まさか2人が揃って同じ仕事をしているなんて、ビックリだわ!」
「久しぶりだね、ティオ。」
「えへへ………また、会えたね!」
「フフ…………………」
ロイド達の名前を聞いたエステルは驚きの表情でエリィとティオを見つめた後笑顔になり、ヨシュアとミントはティオに微笑み、フェミリンスはエステル達の様子を微笑みながら見つめていた。
「え………」
「お嬢とティオすけの知り合いなのか?」
エステル達の様子を見たロイドは呆け、ランディは驚いた様子でエリィとティオに尋ね
「え、ええ………まさかティオちゃんもエステルさんと知り合い同士だなんて………」
尋ねられたエリィは戸惑った様子で答えた後、驚きの表情でティオに視線を向け
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