第19話
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の、厳密には同じではないんですけど。バスの様子を見に行くくらい問題なく出来るかと。そうか……それならよろしく頼むよ。何だったら、遊撃士の応援でも頼んでおくかい?」
「い、いや、多分大丈夫だと思います。――――みんな、行こう。」
「ええ………!」
「おうよ!」
「……了解です。」
その後ロイド達はバスの様子を確かめる為に街道を進み始めた。ロイド達がバス停から去って行くと同時にクロスベル市にある空港から3人の娘達が現れた。
「へ〜………ここがクロスベルか〜!初めて見るタイプの街だね!」
娘の一人―――薄い撫子色の長い髪をポニーテールにして纏めてなびかせ、足や胸を大胆に見せている黒を基調した衣装を着用し、背中に身の丈ほどある大剣を背負っている娘は興味ありげな様子で周囲を見回し
「セティ姉様、これからどうしますか?例の”特務支援課”でお世話になるのは明日からですが………」
背に一対の美しい白き翼を生やし、白を基調とした上下の服を着て、胸と腕の部分に蒼き装甲を装着している金髪の娘は自分と撫子色の髪の娘の中央にいる緑を基調とした服装で腹以外の部分の肌を隠し、金髪で左右の髪を結いあげて青が混じった白い羽の羽飾りで留め、そして残りの髪を腰までなびかせているエルフらしき娘に尋ね
「そうですね………明日からお世話になる方々の手間を少しでも減らす為に今日はクロスベル市のさまざまな所を見て周りましょうか。丁度観光用の地図もある事ですし………地図に乗っていない細かい所については支援課の皆さんに教えてもらいましょう。幸い、リウイ様の手配によって今日泊まるホテルの部屋は確保してありますし、夕方になったらホテルに帰って明日に備えて休みましょう。」
尋ねられた娘は考え込んだ後提案した。
「賛成〜!」
「わかりました。」
娘の提案に2人はそれぞれ頷き
「それでは行きましょう。」
エルフらしき娘に促され、クロスベル市内へ足を踏み入れた。
〜ウルスラ間道〜
「あれは………!」
「チッ……やっぱり予想通りか!」
街道を進んでいたロイドとランディはエリィ達と共に何かに気付いてその方向を見つめると、そこには2体の大型の魔獣に囲まれているバスと運転手がいた。
「ひ、ひいっ!何でこんな時に魔獣が………ああ、女神よ!どうかお守りください〜!」
「大丈夫ですか………!」
運転手が悲鳴を上げたその時、ロイド達が駆け付けた。
「あ、あんたらは………!?」
「警察の者です!」
「撃退すっから中に入っててくれや!」
ロイドとランディの言葉を聞いた運転手は慌てた様子でバスの中に入り、扉を閉めた。
そしてロ
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