第19話
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「い、言わないって。(危ない危ない………少し気を付けなくちゃな。)」
「それに、わたしもロイドさんのお知り合いには会ってみたいですし………この前、通信器で嬉しそうに話していた人ですよね?」
「!ど、どうしてそれを………」
ティオに尋ねられたロイドは驚き
「ふふ、ロイドのもう一人のお姉さんみたいな人か。ちょっと会うのが楽しみになってきたわね。」
「おお、どっちかって言うとメインイベントになりそうだぜ!」
エリィは微笑み、ランディは嬉しそうな表情でロイドを見つめて言った。
「あ、あくまで捜査優先だからな!?」
その後ロイド達はバスを待ったが、30分たってもバスは来なく、他の客達も若干イラつきながらロイド達と共に待っていた。
「………来ないわね。」
「30分経過です。」
「おいおい、ロイド。10分後に来るんじゃなかったのかよ〜?」
「……俺に言われても。しかし妙だな。さすがに遅すぎる気が………」
ランディの言葉にロイドは答えた後、考え込んだその時
「ああ………やっぱり来てないよなぁ。困ったなぁ………本当にどうしたんだろう。こっちから通信入れても何の返事もないし……」
一人の青年がバス停に近づいた後、バスが来る方向を見つめて呟いていた。
「あの………どうかしたんですか?」
「随分バスが遅れているみたいですけど。」
「いや〜、何かトラブルが起こったみたいでして。一度、バスの運転手から通信があったんですけど………途中でプツリと切れてしまって応答が無くなってしまったんです。」
「それって!?」
「………トラブルの匂いがしますね。」
青年の話を聞いたロイドは驚き、ティオは静かな表情で呟いた。
「ところで………兄さん、どこの人なんだ?」
「ああ、僕はクロスベル市、交通課の者です。一応、自治州で運行しているバスの管理をしてるんですけど………うーん、警備隊に連絡するのもなんだしやっぱりギルドに頼るしかないかなぁ。」
「「「「…………………」」」」
青年の呟きを聞いたロイド達は黙り込んだ後、顔を見合わせた。
(………みんな、いいか?)
(ええ、わかってる。)
(ふう………仕方ないですね。)
(ま、これも巡り合わせだろ。)
賛成の様子のエリィ達を確認したロイドは青年に振り向いて言った。
「あの………その役目、自分達にまかせてくれませんか?」
「え。君達は………?」
「クロスベル警察、特務支援課の者です。これから捜査任務で医科大学に向かう所でした。」
「え、君達、警察の人?そっか………雑誌で読んだことがあるな。警察がギルドみたいな市民サービスを始めたって。」
「………そ
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