第19話
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ら……」
「病院に行くって、どこか具合でも悪いのか?」
ロイドの言葉を聞いたエリィは意外そうな表情をし、ランディはロイドに尋ねた。
「いや………知り合いが勤めているんだ。ずいぶん世話になった人でさ。戻った挨拶をしたかったんだけど。お互い忙しかったから先延ばしになってたんだよな。」
「なるほど、そうだったの。」
「勤めてるってことは医者かなんかか?」
「いや、看護師をしている人だよ。若手のまとめ役みたいで毎日とんでもなく忙しいみたいだよ。」
「看護師ってことは………アレか?もしかして、ナース服着て優しく検温してくれるお姉さん?」
ロイドの説明を聞いたランディは驚いた後尋ねた。
「へ………ま、まあナース服は仕事着だから着てると思うけど。」
「そのお姉さん、幾つ?」
「俺より5歳上だから23歳になったかな……?うちの隣に住んでた人でもう一人の姉さんみたいな人でルファ姉とは親友同士なんだ。」
「美人?」
「う、うーん……………綺麗な人であるとは思うけど。多分、ルファ姉にも負けていないと思うよ。」
(フフ、嬉しい事を言ってくれるわね。)
ロイドの説明を聞いたルファディエルは微笑み
「2歳年上のお姉さん………さらにルファディエル姐さんクラスの美人……………しかもナース服と来たか…………ストライクど真ん中!おーし、みなぎって来たぜぇ!いや〜俺は幸せだなぁ!お前みたいな親友と巡り合うことが出来て!というわけで紹介ヨロシクね♪」
ランディは大声で叫んだ後、嬉しそうな表情でロイドを見つめた。
「あのな………(やっぱりか………)」
ランディの様子を見たロイドは呆れ
「はぁ………男子っていうのはこれだから。」
エリィは呆れた表情で溜息を吐いた。
「ちょ、そこで俺も入れないでくれよ!?」
(かかかっ!まあ、ロイドなら女には不自由しないものな!)
(……ロイドが女たらしみたいな事を言わないでちょうだい。)
エリィの言葉を聞いたロイドは慌て、ギレゼルは笑い、ルファディエルは顔に青筋を立てて呟いた。
「ティオちゃん、どうしたの?さっきから考え事をしているみたいだけど………」
一方考え込んでいるティオの様子に気付いたエリィはティオに視線を向けて尋ねた。
「あ………いえ。少々、病院とかは苦手で。消毒液の匂いとか注射とかがちょっと………」
「そっか………」
「えっと、大丈夫か?何だったらティオは――――」
「―――問題ありません。ちょっと苦手というだけで嫌いというほどではないです。来なくてもいいとか言ったら怒りますよ………?」
ロイドの気遣いをティオは断った後、ジト目でロイドを見つめた。
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