第18話
[7/7]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
笑まれたティオは呆けた表情で黙り込んだ後、静かな表情で言った。
「あ、ああ?別に構わないけど………」
そしてティオの言葉にロイドが戸惑いながら頷いたその時
「おや、皆さん………?」
村中を聞きまわっていたときに出会った菫色の男性―――貿易商人のハロルドがロイド達に近づいてきた。
「あ、ハロルドさん。」
「もしかして皆さんもクロスベル市にお戻りに?」
「ええ、そうですけど………ハロルドさんもお帰りですか?」
ハロルドに尋ねられたエリィは頷いた後尋ねた。
「ええ、妻と息子へのお土産も確保しましたしね。そうだ、皆さんはバスをお使いですよね?次の発車時刻は何時ですか?」
「……時刻表によると30分後くらいですね。」
「一緒にオレたちとここでダベって待つかい?」
「ああ、実は………そうだな、5人だったらギリギリ大丈夫か………」
「「「「?」」」」
ハロルドが呟いた言葉を聞いたロイド達がそれぞれ首を傾げたその時、ハロルドは一台の車に近づいて行き、ロイド達に振り向いて言った。
「―――皆さん、良かったら私の車に乗っていきませんか?クロスベル市までお送りしますよ?」
そしてロイド達はハロルドの好意によって、ハロルドの車に乗せてもらい、車でクロスベル市に向かい始めた………
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ