第18話
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の話を聞いたランディは真剣な表情になった。
「………すみません。センサーを最大にしてみます。少し静かにしていてください。」
「あ、ああ………」
「アクセス………」
そしてティオは魔導杖を掲げて、少しの間何かを探った後、魔導杖をしまってロイド達に振り向いた。
「………すみません。気のせいだったみたいです。」
「いや………それは別にいいけど。最初に聞いたっていうのは一体、どんな音だったんだ?」
「それが………何かの遠吠えだったような気が。」
「そいつは………」
「例の狼型魔獣………?」
ロイドの質問に答えたティオの答えを聞いたランディとエリィは表情を厳しくした。
「いえ………ただの聞き間違えかもしれません。センサーの誤動作という可能性もありますし………」
一方ティオは2人の意見を静かな表情で否定した。
「………どうする?この付近を捜索してみる?」
そしてエリィは真剣な表情で尋ね
「そうだな………ティオ、そのセンサーの感知範囲はどのくらいなんだ?」
尋ねられたロイドは考え込んだ後ティオに尋ねた。
「そうですね………およそ50セルジュといったところでしょうか。ただ、音が風に乗っていた場脚、その倍になる時もあります。」
「ヒューッ!そんなにあんのかよ!」
「そうなると、どこから聞こえたか皆目見当がつかないわね………」
「ああ………現時点では気に留めておくしかないだろう。」
ティオの説明を聞いたランディは驚き、エリィとロイドは複雑そうな表情で考え込んでいた。
「………あの。わたしが聞き間違ったって思わないんですか………?」
「へ………」
「でも、聞こえたんでしょう?」
そしてティオの疑問を聞いたロイドは呆け、エリィは意外そうな表情で尋ね
「わたしの主観では………そうです。でも、普通の人には聞こえない音がわたしにだけは聞こえた………普通は嘘とか、気のせいだって考えるものなのでは………?」
尋ねられたティオは真剣な表情で尋ね返した。
「「「………………………」」」
ティオの疑問を聞いたロイド達は黙り込んだ後
「………と言われてもな。ティオすけが凄いってのは俺達全員が知ってるしなぁ。」
「え………」
ランディは溜息を吐いた後口元に笑みを浮かべてティオを呆けさせ
「ふふ、それにあなたが嘘をつく理由なんてどこにもないでしょう?」
「まだ短い付き合いだけど………ティオには何度も助けられている。俺達が疑問に思う余地なんてこれっぽっちも無いと思うけどな。
「………………………すみません。変な事を言い出したみたいです。今のは忘れていただけると。」
エリィとロイドに微
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