第17話
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後答え、ティオは”影の国”での探索や戦いを思い出しながら静かに頷き、ラグタスは納得した様子で頷いていた。
「うーん………―――わかった。そこまで言うなら歩こうか。」
2人の答えを聞いたロイドは考え込んだ後、頷いた。
「ええ、そうしましょう。………ふふ、ちょっとだけ楽しみね。こんな事ならお弁当でも作ってくれば良かったかしら。」
「…………確かに。まあ、お昼前には村に到着できるはずですからランチは向こうで頂ければいいかと。」
ロイドの答えを聞いたエリィとティオは楽しそうな様子で会話をし
(………2人がへばったら俺達でフォローしよう。)
(へいへい。了解。)
その様子を見ていたロイドはランディに小声で提案し、ランディは頷いた。その後ロイド達は時折襲い掛かって来る魔獣達を倒しながら先を進み、分岐点がある場所まで到着した。
「分岐点か………確か、アルモリカはここから北に向かうんだよな?」
「ああ、左に折れて北上すればいいはずだぜ。」
分岐点に到着したロイドはランディと相談し
「フウ………これは………思った以上に大変だったわね。」
「エリィさん、大丈夫ですか?」
エリィは疲れた表情で溜息を吐いた後呟き、ティオはロイド達のように平気な様子でエリィを心配した。
「魔獣も徘徊してたし、さすがに疲れたみたいだな?」
「やれやれ。ちょっと休んでいくかよ?」
エリィの様子を見たロイドとランディは提案し
「私は………何とか大丈夫だと思うけど。ティオちゃんの方はどう?」
提案を聞いたエリィは疲れを見せながら答え、ティオに視線を向け
「問題ありません。私はそんなに疲れていませんので。」
視線を向けられたティオは静かに頷いて答えた。
「そ、そう。」
「それにしても意外と体力あるな、ティオ。」
ティオの答えを聞いたエリィは戸惑った様子で意外そうにしている様子のロイドと共にティオを見つめ
「まあ、これでも自分の体力にはそれなりに自信がありますので。」
見つめられたティオは澄ました顔で答えた。
「ま、いざとなったらお兄さんが負ぶってってやるよ。それとも肩車してやろうか?」
「遠慮しておきます。というか、歩くのがきつくなったらラグタスに頼みます。(ラグタスの毛皮にモフモフするのは気持ちいいですし………)」
そしてランディの提案を聞いたティオはジト目でランディを見つめて言った。
「ハハ、まあ確かにあの白熊の大将ならティオすけぐらい肩に担いで歩きそうだな。」
(ティオが言っているのは多分、それだけの意味じゃないよ?クク……ラグタスの毛触りは中々のもんだからねぇ。)
(おー、確かに言われてみれば、見事な毛
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