第16話
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〜朝・特務支援課〜
朝食を済ませたロイド達は朝のミーティングを始める為にセルゲイを待っていた。
「………遅いな、課長。そろそろ朝のミーティングを始めたいんだけど……」
「さすがに課長抜きで始めるわけにはいかないものね。」
「んー、こんな事なら2度寝すりゃあ良かったな。そんで昼過ぎに起きてからカジノあたりに遊びに行くと。」
「典型的なダメ人間ですね…………」
「………遅れたな。」
ロイド達が話し合っているとセルゲイが近付いてきた。
「―――課長。おはようございます。」
「おはようございます。早速ミーティングを始めますか?」
「いや、その必要はない。先程本部から連絡があった。今日はお前らに特別任務を引き受けてもらう。」
「特別任務………?」
「何かウサン臭い響きだな………」
「……この前のような捜査任務という事ですか?」
セルゲイの話を聞いたロイドは不思議そうな表情をし、ランディは目を細め、ティオは質問した。
「残念ながら俺も知らん。まずは警察本部に行って来い。お前らの客人が待ってるはずだ。」
その後ロイド達は警察本部に向かい、指定された場所―――本部3階の副局長室に向かった。
〜クロスベル警察本部・3Fフロア〜
「またあの嫌味な副局長に呼び出される事になるとはな………一体、何の用だってんだ?」
「うーん………客が待ってるって言ってたし。ただ嫌味や小言を言う為に呼び出したんじゃないと思うけど。」
「……まあ、最近はルファディエルさんのお蔭で実績も少しずつ増えてきて支援課の人気は出始めていますから、嫌味や小言はないと思いますが………」
「そうね………本当なら自分達の力でそうなるべきだけど………今は甘んじて受けて、いつかは彼女のようになる為に精進しましょう。」
そしてロイド達はフロアを歩いて行って、副局長室の前に来て、ロイドが扉をノックした。
「―――特務支援課所属、バニングス以下4名、参りました。」
「フン………入りたまえ。」
「失礼します。」
入室の許可を聞いたロイド達は副局長室に入室した。すると副局長室にはピエールの他、軍服を着た女性が2人いた。
〜副局長室〜
(あれ、あの制服は……)
(警備隊………だったかしら?)
女性達を見たロイドは驚き、エリィはロイドに確認し
「げげっ………!?」
ランディは大声で驚いた後、一歩下がった。
「あら、ご挨拶ね。ランディ・オルランド。なにが『げげっ』なのかしら?」
すると軍服を着た眼鏡の女性は口元に笑みを浮かべてランディに視線を向け
「い、いや〜………少し意表を突かれた
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