第16話
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エルの言葉を聞いて唸り
「それにマスコミはあのアリオス・マクレインに続くクロスベルの守護者になるかもしれないと噂されている私を、ただ口が悪いだけの理由で解雇した貴方をどう報道するのかしらね?ああ、後セルゲイから何故、特務支援課が設立できた理由を聞いた時にその際、貴方についての”興味深い”話も彼から聞いているわよ?」
「…………………」
口元に笑みを浮かべたルファディエルの話を聞き、表情を青褪めさせて黙り込み、身体を震わせ
「フフ、一応言っておくけどセルゲイを責めないであげてね?彼は支援課の一員である私に当然の事を話したまでだから。」
口元に笑みを浮かべ続けるルファディエルはピエールを見つめて話を続けた。
(こええ〜……さすがはルファディエル姐さんだぜ。見ろよ、あの副局長の顔。)
その様子を面白そうに見ているランディは呟き
(………いい気味です。ルファディエルさんに感謝ですね。)
ティオは静かな笑みを浮かべて呟いた後、ルファディエルに視線を向け
(か、彼女に逆らえる人って、この世に存在するのかどうかと思ってしまうわね……)
エリィは冷や汗をかきながら苦笑し
(俺達をかばってくれるのは助かるけど、こんな心臓に悪い事はしないでほしいよ………)
ロイドは疲れた表情で溜息を吐いた。
(クハハハッ!大事なロイドが虐められたから、我慢せずに出て来たのか!ルファディエルにあそこまでさせるなんて、さすがはロイド!)
(あっははは!ルファディエルを脅そうとするなんて、馬鹿だねぇ、あの人間。身の程知らずすぎだろ。)
一方その様子を見ていたギレゼルとエルンストは大声で笑った後、口元に笑みを浮かべ
(相変わらず容赦のない方だ………)
(フッ……世界は違っても奴は奴だな………)
メヒーシャは静かな表情でルファディエルを見つめ、ラグタスは口元に笑みを浮かべ
「フフ……こんなとてつもない方が警察に入るなんて、誰も想像していなかったでしょうね。」
「ア、アハハ………」
ソーニャは口元に笑みを浮かべて呟き、ソーニャの傍にいる警備隊の女性は苦笑していた。
「ルファディエル警部。部下を庇うのは上司として素晴らしい事ですが、話を始めてもよろしいですか?」
「これは失礼………私はロイドの中で聞いていますから、遠慮なくどうぞ。」
一方ソーニャに言われたルファディエルは微笑んだ後、ロイドの身体の中に戻った。
「―――改めて。クロスベル警備隊の副司令、ソーニャ・ベルツよ。今日は貴方達『特務支援課』の力を借りに参上したわ。まずは一通り話を聞いてくれないかしら?」
そしてソーニャはロイド達に話の内容を説明した。
「魔獣の被害調査………!
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