第16話
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っていうか。」
視線を向けられたランディは苦笑しながら答えた。
「なんだ、知ってるんのか?」
「やましい事がありそうな反応ですね………」
ランディの様子を見たロイドは不思議そうな表情をし、ティオはジト目でランディを見つめた。
「えー、ゴホンゴホン!君達、敬礼したまえ!こちらは警備隊の副司令を務めておられるソーニャ二佐だ!」
その時咳払いをしたピエールがロイド達に指示をした。
「警備隊の副司令………!」
「し、失礼しました。」
ピエールの話を聞いたロイドとエリィは驚き
(二佐というと、普通の軍隊では中佐に相当するはずですが………そんなに偉い人なんですか?)
ティオは考え込みながら小声でランディに尋ね
(偉いもなにも………実質、警備隊のナンバー2だぞ。指揮官としてのカリスマなら間違いなくナンバー1だけどな。)
(まあ、あんな馬鹿と比べるほうがおかしいよ。)
尋ねられたランディは小声で答え、エルンストは嘲笑した。
「ふふ………堅苦しくしないでちょうだい。あなたたちが『特務支援課』ね?」
眼鏡の女性―――ソーニャは口元に笑みを浮かべた後、ロイド達に尋ねた。
「は、はい。本日は、自分達特務支援課に何かお話があるとか………?」
「フフン、光栄に思うがいい。君達ごとき役立たずの新米をこの場に呼んでやったのだからな。」
そしてロイドの疑問に嘲笑しながらピエールが答え、ロイド達が顔を顰めたその時
「………役立たずとは随分な言葉ね。」
なんと人間の姿のルファディエルがロイドの傍に現れ
「な、な、なっ……!?」
「あら………」
「なっ………!?」
突如現れたルファディエルを見たピエール達は驚いた。
「支援課が設立されて数週間………この子達も目立たないとはいえ、市民達の依頼に応えて行って、警察のイメージアップには貢献しているわ。それに支援要請の完了はちゃんと報告しているはず………決して役立たずではないわよ。副局長なのに、そんな事も知らないのかしら?」
「うっ、そ、それは………………っつ!わ、私は副局長だぞ!君は確か警部のはず!階級が私より遥かに下の癖にして、なんだその口の利き方は!」
ルファディエルの言葉を聞いたピエールは一瞬気圧されたが、すぐに気を取り直してルファディエルを睨んで怒鳴ったが
「私が目障りなら今すぐクビにしてくれてもいいのよ?私は貴方達警察のイメージアップの為に”無理やり”警察官をやらされているようなものだし……………まあ、もしそうなった時、せっかく警察官にすることにできた私をクビにした貴方にどんな責任が問われるか、見物ね?」
「グッ!?」
笑顔で言ったルファディ
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