1章〜神狼たちの午後〜 外伝〜英雄来訪〜
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ださーい!」
「こんにちは〜!」
元気そうな娘たちの声が聞こえて来た。
「あら、さっそく来たみたいね。こっちよ、上がってきて!」
声に気付いたミシェルは階段に近づいて下に向かって叫んだ。
「あっ、2階?」
「失礼します。」
「失礼しま〜す!」
すると2階に栗色の髪を一束にした娘と黒髪の青年、蜂蜜色の髪の女性、そして金髪と金色の眼を持つ女性が上がって来た。
「こんにちは〜、ミシェルさん―――って、アリオスさん!?」
「よかった。丁度いらっしゃったんですね。」
「えへへ………お久しぶりです!」
「フフ、まあ偶然だがな。3か月ぶりになるか……3人共、よく来てくれた。」
「ほんと、アナタたちがウチに来てくれるなんてねぇ。しかも超優秀なサポーター付きで。うんうん、これで当分、クロスベル支部も安泰だわ♪」
挨拶をして来た栗色の娘、黒髪の青年、蜂蜜色の髪の女性に視線を向けたアリオスは口元に笑みを浮かべ、ミシェルは嬉しそうな表情で言った。
「あはは………買い被りすぎだと思いますけど。」
「ご期待に沿えるよう頑張ります。」
「ミント、一杯頑張るね!」
ミシェルの言葉に栗色の髪の娘達はそれぞれ頷き
「ハア………いつも思うのですがどうして私にまで手伝わせるのですか。契約をした時に貴女に言いましたよね?私は貴女の剣として見守らせてもらうと。」
金髪の女性は溜息を吐いた後、栗色の髪の娘を睨んだ。
「え?あたしもちゃ〜んと、貴女に言ったわよね?あたし達と一緒に世界を見て周ろうって!」
一方睨まれた娘は意外そうな表情で答え
「だからと言って、貴女達の仕事を手伝う事になるなんて想像もしていませんでしたわ。戦闘ならまだしもそれ以外の仕事にまで手伝わせるなんて………しかも、貴女達のサポーターとして登録するなんて………貴女が契約している他の異種族の者達もそんな状況にはなっていませんでしたよね?」
「あはは、別にいいじゃない。フェミリンスは元王様である上に神様でもあるんだから、困っている”民”達を助ける事は王様や神として当然じゃないの?それよりもどうせならいっそ、貴女も遊撃士になったら?絶対活躍できるわ!」
「それとこれとは別問題です、まったく……………というかどの世界を探しても神に仕事を勧めるような無謀な事をするのは貴女ぐらいですよ?」
そして栗色の娘に尋ねられた金髪の女性は疲れた表情で溜息を吐いた後、呆れた表情でエステルを見つめた。
「フフ………でもなんだかんだ言いながらも、いつもちゃんと手伝ってくれるよね、フェミリンスさん。」
一方蜂蜜色の髪の女性は微笑みながら金髪の女性を見つめ
「………まあ、王や神
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