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提督がワンピースの世界に着任しました
第11話 人食い島
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た方が良いと言われました」
「商船隊ですか?」
「島には、二ヶ月に一度だけ商売をしに来る船が居るそうなので、お金が有るならば、その人達と交渉して欲しい物を注文すれば良いと教えられました」
「なるほど、一度その商船隊の人達に会って話をする必要が有るな」

 幸いな事に先の遠征で、我が鎮守府は金目の物を結構手に入れることが出来たので、お金の問題については大丈夫だと思う。

 後は、その商船隊と接触し売買の交渉をして資材の入手ルートを確保できれば、補給問題は解消されるかもしれない。その商船隊から資材の入手が難しそうだとしても、その商売人のコネを辿っていけば、いつかは補給ルートを作ることが出来ると思う。

 妙高の報告を聞いて、大まかな今後のスケジュールを頭の中で組み立てていく。そして、俺は最後に彼女に質問をした。

「妙高、遅くまで報告ありがとう。後は、何か話しておきたい事は有るかい?」
「お気遣いありがとうございます、提督。最後に一つだけ、報告しておかなければならない事があります。偉大なる航路(グランドライン)についてです」

「グランドラインだって……?」

 妙高の言葉を聞いて、俺は確信してしまった。今まで、艦娘が居て鎮守府が有ることで”艦隊これくしょん”の世界なのだと思っていた。だから、自分たちが居るのは日本の何処か、少なくともアジア地域の何処かに居るのだと考えていたけれど、それは見当違い。実際は、全然別の世界に来てしまっていたようだ。

 こうして俺は、この世界に来て数ヶ月たった今頃になってようやく自分が”ONE PIECE”の世界に居るのだと認識するのだった。
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