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ウルゼロ魔外伝 超古代戦士の転生者と三国の恋姫たち
少年、外史に降り立つの事
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しかし、たかがチンピラを追い払っただけで拍手を浴びせられるとは思わなかった。
(き、気まずい…)
あまりほめられるのには慣れていないルークからすれば、今街の人たちから向けられる視線は少々苦手というか、照れくさいというか…とにかく気まずかった。
「何事だ!」
と、思っている間に、この町の警備を勤めている兵が数人ほど押し寄せてきた。
(や、やばい!やり過ぎたか…?)
ルークははっきり思った。警備の連中が来たのだ。以前ルークは街で好き放題悪さをしていた連中を叩きのめしたことで騒ぎとなり、叔母や遠くから戻ってきた母から大目玉をくらってしまったことがある。しかもここは異世界、誰の助けも借りることができない。ここは逃げた方がよさそうだ。
「こっち!」
「うお!?なんだ!?」
しかし、突如ルークは背中から誰かに引っ張られる感覚を覚えた。誰が引っ張っているのかもわからないまま、彼は路地裏の狭い道の方へと引っ張られ、そのまま姿を消したのだった。
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