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ウルゼロ魔外伝 超古代戦士の転生者と三国の恋姫たち
少年、外史に降り立つの事
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らめながらふんふんと鼻息を荒くする。
「なんだぁデク。お前男っぽい感じの女がよかったのか?てっきりちっこい女が好みだと思ってたんだがよ」
「好みは確かにちっこい女だ〜。でもおではこの男のような感じの女も嫌いじゃねぇど〜」
「へへっ、不細工な顔して贅沢な奴だぜ」
チビはそんなデクの興奮に嫌悪感は示さず寧ろ同調していた。
「なぁ、嬢ちゃん。っちに来て俺たちと『いいこと』しねぇか?悪いようにはしねぇからよ」
俯くルークに顔を寄せて、アニキは息をもわっと吹きかけながら、ルークが実は男だとも気づかずに彼に詰め寄る。
「…せえ」
「あん?」
よく聞き取れねぇな、とアニキが尋ねなおす。すると、ルークは顔を上げて、それはもう不愉快ですと顔だけでいえるくらいのマジギレ顔を晒し、三人組に向けて怒鳴り散らした。
「くせえ息を吹きかけてんじゃねぇって言ってんだよ!!この糞犬野郎!!」
それは少年らしい高めの声では合ったが、女の声とは十分に縁遠かった。ようやく三人組たちはルークが男であることに気がついた。
「な、声が…まさかこいつ!」
「男!!?」
「お、おでの夢があああああ!!」
三人は衝撃を受け、特にデクは奇声を上げている。
ルークはそれを見てめちゃくちゃ気持ち悪いと思った。女だろうが男だろうが、こんなキモいだけのケダモノに言い寄られるなんて、記憶の片隅にも留めて置きたくない。
「ちぃ、紛らわしい顔しやがって!」
「うるせぇ!俺だって好きでこんな顔で生まれたわけじゃねぇ!」
ルークは三人組に中指を付きたてながら乱暴に言い返した。
「じゃあてめえはいらねぇ!代わりに、てめえの着ている服を置いていきやがれ!」
「はぁ!?」
アニキはルークの学ランを指さしながら叫ぶ。
「その服、なかなかいいもんじゃねぇか。売り飛ばせばなかなかの値打ちになりそうだな」
やはり、女一人をかこっていた時点でそうだとは思っていたが、こいつらは賊だったか。ルークは目の前の三人組に対して嫌悪感を募らせる。しかし、こんな奴らに膝を折る理由などない。
「なんであんたらみたいな下種犬どもに俺の服をくれてやる理由があるんだ?」
「あぁん!?てめえ俺たちをなめてるのか!?この糞餓鬼!」
ルークの言い分にチビが逆上する。自分たちはこいつよりも幾分年を食っていて、それでいて何度も悪事を成功してのけた自信がある。こんな女みたいな顔をしたひょろひょろのガキなんかに負けるわけがない。
「だったら力ずくで俺たちを怒らせたことを後悔させてやる。チビ、デク、やってしまえ!」
「へへ、バカな野郎だぜ!俺たちを怒らせるなんてよぉ!こいつでてめえの喉をぶっ刺してやるぜ!」
「げっ、げっ、げっ」
チビがナイフを取り出し、既に勝ち誇ったように嫌な笑みを見せつけてくる。デクもぎこちないもの
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