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ウルゼロ魔外伝 超古代戦士の転生者と三国の恋姫たち
少年の日常、崩れ去るの事
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たし、いつしかビルとビルを飛び越えるほどにまでルークは自分の身体能力の扱いに慣れていった。
だが、そんな白装束たちは…
(マジかよ…!)
全力で逃げているというのに、彼をしっかり追いかけるほどの速度でルークを追っていたのだ。
(何者なんだこいつら!?まさか、エイリアンか!?)
これまでこの星は、怪獣のほかにも、侵略目的で襲ってくる宇宙人たちも大勢いた。そいつらは人間をはるかに凌駕した力を持ち、ハルケギニアの各地に甚大な被害を及ぼした。こいつらもその仲間なのか?
だが、例え相手にわざわざ尋ねようにも、質問に答えてくれる雰囲気などでは決してない。ルークはあまり振り返りすぎることがないように逃げ続けた。


「ハアアアア!!」
ネクサス・ジャンボット・ジャンナインの三人の猛攻は、怪獣たちを上回っていた。
かつてこの世界を覆った大災厄からあらゆる種族に属する人々を救った戦士たちが、今更自分たちが相対する怪獣一体に負けることなど、実力的にありえなかったかもしれない。
「ジャンナックル!」
ジャンボットのロケットパンチが飛び、ブラックキングを押しのける。殴り飛ばされたブラックキングに追撃の一撃をお見舞いすべく、自身の背中にセットされていた斧を手に取り、ブラックキングの真上に飛び上がって落下と同時に振りかざした。
「ジャンバスター!!」
続いてジャンナインの、腹部に搭載されたコアから発せられる超威力のレーザービームが飛び、サラマンドラを貫く。レーザーが貫いたのは、サラマンドラが再生怪獣と呼ばれる由来となった、喉の中にある再生機関。目に搭載された透視機能を用いて、ジャンナインはその箇所を的確に狙い、喉を潰したのだ。
そしてネクサスのほうは、彼に向けてクトゥーラの触手が伸びて彼の動きを封じた…かに見えた。ネクサスは縛られたにもかかわらず、全く動きに滞りを見せなかった。自分を縛る触手を握ると同時に、発光した彼の体の模様に変化が現れた。発光が終わったと同時に、彼の体は黒と銀の模様から、新たに力強い赤と澄んだ青い模様をその身に刻み込んだ。
彼が若き日から培ってきた仲間たちとの絆の証にして、ネクサスのもう一つの姿『ジュネッストリニティ』である。
豪快にもハンマー投げのごとくクトゥーラ振り回し始め、そのまま宙に向けて投げ飛ばした。落下していくクトゥーラに、ネクサスは一切の容赦を見せなかった。両腕にほとばしるエネルギーをスパークさせ、十字型に両腕を組み、必殺の光線を放った。
〈オーバークロスレイ・シュトローム!〉
「デア!!」
十字型の破壊光線によって貫かれたクトゥーラは白く発光した後、蒼白い結晶のような粒子となって弾け飛び、消滅したのだった。


ネクサスたちが戦っている間、ルークは必死に逃げ続けた。自分の出せる全力の速度で白装束をやり過
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