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ウルゼロ魔外伝 超古代戦士の転生者と三国の恋姫たち
少年の日常、崩れ去るの事
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だった。
「か、怪獣…!」
突如街に現れた巨大な怪獣に、ルークだけじゃない。街の人たち全員が恐怖した。
20年前の大乱を機に、この星にも出現するようになった巨大生物…人は彼らを『怪獣』と呼び恐れた。何度も教科書で見たことがある。
地球の名画「ムンクの叫び」のような不気味な顔が掘り込まれた『フィンディッシュタイプビースト・クトゥーラ』。
その強靭な肉体で敵を翻弄する、一度認めた主に忠実な『用心棒怪獣ブラックキング』。
二つ何ふさわしく、何度倒しても蘇ることが可能な『再生怪獣サラマンドラ』。
いずれも、この星をはじめとした、あらゆる宇宙文明の危機を救ってきた英雄ウルトラマンたちを苦しめた強敵たちだった。
ふと、ルークの脳裏に…ある言葉が浮かぶ。
この退屈な日々は終わる、と。
「まさか…」
あの眼鏡野郎が何かしでかしたとでも言うのだろうか?
けど、この世界には当時の戦いから設立され、この星を守ってきた防衛チームが存在している。
その名は『ウルティメイトフォースゼロ(UFZ)』。かつて彼らと共にこの星を守ったウルトラマンの名前に謝って名づけられた組織だ。
彼らの乗る飛行兵器が、怪獣たちに向かって攻撃を開始、ウィングに仕込まれた砲口より発射した。さらに地上からは、魔法、銃器を発砲して怪獣たちを攻撃する別働隊も援護に回っている。
「ああああああああああ!!」
「落ち着いて!こちらへ避難してください!」
彼らは地上でパニックを起こしている人たちの避難誘導も担当していた。彼らの計らいで街の人たちは恐れおののきながらも、UFZの的確な動きと指示のおかげで、避難先へ急ぐことができた。
だが、怪獣たちはそんな彼らの動きさえも嘲笑うように暴れまわった。クトゥーラの振り回す触手が上空を舞う飛行兵器を撃墜し、そんなクトゥーラを守るようにブラックキングが自らの肉体を盾にしてやり過ごす。其の間にサラマンドラも地上にいる人々を蹂躙しようと、周囲の建物を破壊しつくそうとする。
もちろん街の人たちは大騒ぎになった。少しでも早く逃げ延びようと、中には魔法など、あらゆる手段を弄して避難しようとしていた者も居た。
さっきの男や、あの眼鏡男が言っていたことって…こういうことなのか?
「その通りですよ」
「!」
ルークは突然背後から聞こえた声にぎょっとした。振り返ると、やはり思ったとおり、あの眼鏡の男がルークの前に姿を見せていた。
「お前、こうなることを最初から知っていたのか?」
「知っていた?そんなこと、これからのあなたには関係のないことです」
その男の眼鏡の奥から見える視線には、氷のような冷たさをルークは感じた。
「どういう意味だよ?さっきから訳のわかんねぇこと言ってんじゃねぇぜ」
ルークの言葉を聞いて、眼鏡男は、はぁ…とため
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