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ウルゼロ魔外伝 超古代戦士の転生者と三国の恋姫たち
少年の日常、崩れ去るの事
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の巨大生物が姿を現した。
一方その頃…
ルークたちのいる世界と同じ次元に存在する宇宙、そこには青と赤色の肌を持ち、頭に二本の短剣を携えた戦士が、宇宙空間を飛行していた。ふと、彼はその金色の目にあるものを眺める。
「あの星、何年ぶりかな…」
その巨人は、懐かしむように視界に映る、青く美しい星を見つめる。
その名は惑星『エスメラルダ』。赤と青の二つの月を持つ、地球のように美しい緑と海の広がる星。この巨人にとってとても感慨深い星なのだ。
だが、懐かしむ彼を、すぐに戦士としての姿に引き戻す事態が起きた。
「な、なんだ!?」
同じ頃の地上と同じように、エスメラルダのすぐ傍の空間に歪みが生じ、ひび割れたのだ。
「空間が割れた!?まさか、ヤプールか!?」
戦士…『ウルトラマンゼロ』は絶句する。
そんな彼の驚きを他所に、ひび割れた空間から新たに巨大な影が出現する。
その怪獣の名は『彗星怪獣ドラコ』。目の前にゼロという獲物を見つけた途端、彼に襲い掛かってきた。そのスピードはゼロの予想を上回っていた。
「グワ!!」
予想以上の早さでゼロに向かい、すれ違いざまの一撃をゼロは食らってしまう。
(こいつ、普通のドラコよりもかなり強化されている!?)
ゼロは同族たちの仲でもまだ年若い方だが、これまで何体もの怪獣を相手にした戦士である。同種族の相手も何度も行ってきた。故に、このドラコの強さが本来の固体よりも異常であることに驚かされた。
ゼロはドラコの攻撃に耐えながら、奴の姿を見る。よく見ると、奴の体の一部に奇妙な水晶体がへばりついていた。
(あの水晶体はまさか!)
彼はその水晶体を見て驚きを見せる。その水晶体からは強烈なエネルギーが感じ取られた。
(奴は、あの水晶体の影響でパワーアップしたのか!)
考えている間も、ドラコはゼロを狙って突進を繰り返す。
「この、調子に乗るな!!」
ゼロは頭に装着されていた短剣型ブーメラン〈ゼロスラッガー〉を二本共手に取る。すると、彼の左手の項に刻まれた、文字のような印が青い輝きを解き放つ。それと同時にゼロは二本のゼロスラッガーを投げつける。
スラッガーは円を描きながら周り、ゼロに向かってきたドラコと正面からぶつかり合う。
双方がすれ違ったところで、ゼロの頭にスラッガーが戻ってくる。しかしドラコはゼロに向かって一直線に飛び続ける。だが、ゼロにドラコの突進が届くことはなかった。
届きそうなところで、ドラコの体が頭から真っ二つに切り裂かれ、そのままゼロとすれ違って宇宙の藻屑となったのだ。
少し厄介な敵だったが、長く戦い続けてきたゼロの敵ではなかった。
とはいえ、今この惑星に起きた異常事態を解決したわけではない。
「地上が心配だ。すぐに行かないと!」
ゼロは一筋の青い光となってその星へと向かったの
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