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ウルゼロ魔外伝 超古代戦士の転生者と三国の恋姫たち
少年、荒んだ日常を送るの事
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?マク○ナルド?てめえの行き着けか?」
「マック・ド・フェルナンドだ!ふ…どうやら君は僕のことを脳みそがとろけているだのなんだの言ってるけど、君の方こそ耳が腐っちゃってるのかな?」
名前を間違えられて憤るも、すぐに「こんな奴に怒るなんて大人気ない」と考え、落ち着きを無理やり保とうとしたが、すぐにルークの口から油が注がれた。
「平気で悪人でもねえ奴の頭を足蹴にするようなクソッタレ野郎よか二万倍マシ…いや、比べるだけそいつや俺自身に失礼だぜ」
その言葉に、ついに我慢ならなくなったのか、マックと名乗った学生はカチンときた。
「…どうやら君は貴族としての教養を失ったようだね」
「やっちまえマック!あの生意気な奴に、かつてトリステインの頂点にあった貴族の恐ろしさをもう一度思い出させてやれ!」
「あぁ、もちろんだ」
周囲の取り巻きたちもルークの言動が気に障ったらしく、やってしまえとはやしたて、マックもその気に乗せられてしまった。
「ヴェストリの広場にこい!そこでお前に貴族としての教養を」
「…いいぜ」
「へぇ、逃げないんだ」
マックたちは、ルークに対して決闘を申し込みはしたが、その内容はいたって卑劣なものだった。決闘、そして貴族の教養を教えるという名目の…集団リンチだった。自分たちがいっせいにかかってしまえば、この生意気な奴もすぐに黙らせることはできる。
しかし、ルークの返答は彼らにとって意外なものだった。
「なんで逃げる必要があんだよ。てめえ「ら」なんざ俺一人で十分だっての」
なんとルークは、全員まとめて自分の力で倒せることを確信した言葉を返してきた。
「ッ!…着いて来い。後悔するなよ」
マックは露骨な舌打ちを鳴らす。それはてめえだとルークが言い返すと、マックたちは余計にルークに対して睨みを利かせた。
取り巻きたちが、ルークが逃げないように監視しながら、彼をヴェストリの広場と呼ばれた場所へ誘導した。
その広場にルークが連れてこられたときには、マックの取り巻きたちが、ギャラリーたちが決闘の場に入り込まないように、何よりルークが決闘から逃げないように自分たち自身が柵代わりとなって回りを囲っていた。最も、決闘が始まったら、一斉にこの生意気な奴に痛い目を見せるつもりだが。
「おいおい、大丈夫かよあいつ…」
決闘を見に来た野次馬たちは、これから起こることに不安を抱える者もいれば、きっと一網打尽にボコられるルークに同情する者、逆に喧嘩を吹っかけてきたルークが悪いのだと、自業自得とみなす者とさまざまだった。
「や、やめてよ!彼は何も悪くないじゃないか!
君、早く逃げて!そいつはトライアングルクラスで、すごく優秀なメイジを排出してきた家の出なんだよ!」
さっきまでマックたちからいじめを受けていた弱気な少年はマックにやめるようにいうが、取
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