第15話(序章終了)
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まだ未熟なところはあるだろうけど………このメンバーだったらどんな壁も、力を合わせて乗り越えて行けそうだってね。」
そしてロイドは意外そうな表情をした後エリィ達に微笑んだ。
(おおっ!ここですかさず全員の好感度を上げるとは……さっすがはロイド♪やっぱりお前は面白い!)
(フウ………この子の将来が楽しみであると同時に心配も出て来たわ………)
ロイドの言葉を聞いたギレゼルは陽気に笑い、ルファディエルは溜息を吐き
(………どことなく仙崎秀哉に似た男だな………)
(フッ………)
(あっははは!こいつは面白い!龍司、秀哉、ランディに続いてここでもこんな面白い男が現れるとはね!)
メヒーシャは静かな様子でロイドを見つめ、ラグタスは静かな笑みを浮かべ、エルンストは大声で笑った後口元に笑みを浮かべた。
「ロ、ロイド………」
「はは………なんつーか。」
「………クサすぎです………」
一方エリィは驚きの表情で苦笑しているランディと共にロイドを見つめ、ティオは呆れた。
「ククク………ハーッハッハッハ!」
そしてセルゲイは大声で笑った。
「そ、そんな笑わなくても。えっと………さすがに夢見すぎですか?」
「クク………まあ、いいんじゃねえか?『特務支援課』が設立されたのは色々なしがらみによるもんだが………その場所をどう利用するかはお前達の自由っちゃ自由だ。」
「あ………」
「俺は直接、お前達に力を貸すことはないだろうが………やりすぎちまってもお偉いさんに睨まれないよう、ケムに巻くくらいはしてやるよ。ま、お前達にはいざとなれば、あのルファディエルがいるんだ。奴がいるだけで十分だろ?」
「課長………」
(ハア………全く………)
セルゲイの話を聞いたロイドは口元に笑みを浮かべ、ルファディエルは溜息を吐いた後苦笑し
「ふふ………要するに放任主義ですか。」
「ったく、話がわかるんだか、いい加減なだけなんだか。」
「と言うよりただ面倒なだけでは………?」
エリィは苦笑し、ランディは溜息を吐き、ティオはジト目でセルゲイを見つめた。
「ま、ズルイ大人だからな。『特務支援課』が単なる遊撃士のパクリで終わるか………それとも新たな可能性を見出すことが出来るのか………俺は煙草でもふかしながらせいぜい眺めさせてもらうぜ。」
こうしてロイド達は改めて『特務支援課』として働き続ける事を決意し、翌日からさまざまな支援要請を片付け始めた。なお、ルファディエルはクロスベルタイムズの記事によって、特務支援課の中で唯一の実績がある人物であり、天使である事に加えて男性達を惹きつける整った容姿である為、クロスベル市で有名になり始め、警察の狙い通り広告塔のような存
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