第15話(序章終了)
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もテスタメンツの青年達を引き攣れて去って行った。
「………懲りない人達ですね。」
「ま、血の気の多い連中だし、喧嘩くらいは仕方ないかもな。」
「ふう……そういみたね。まあ、今回の件に関しては解決でいいんじゃないかしら?ね、ロイド?」
ワジ達が去っていくとティオは呆れ、ランディは苦笑し、エリィは溜息を吐いた後ロイドに視線を向けた。
「あ、ああ………そうだな。ちょっとばかり………スッキリしない気分だけど。」
視線を向けられたロイドは頷いた後、複雑そうな表情をした。
「ふふ、自分達の力だけで解決できた気になれない……そんな気分ってところかしら?」
「え………?」
そしてグレイスが呟いた言葉を聞いたロイドは呆けた様子でグレイスに視線を向けた。
「小さい、小さいわねぇ。必要とあらば、ためらわずに他人の力も借りてより大きな真実を掴み取る………それが出来てこそ、一人前の捜査官じゃないの?―――あなたのお兄さんみたいな。」
「なっ………!?」
「ふふ、さてと………お姉さんも撤退しようかな。そろそろお肌の年齢が気になる年頃なのよね〜。それじゃ、おやすみなさ〜い!」
ロイドに意味ありげな事を伝えたグレイスはロイド達から去って行った。
「お前の兄貴……結構、知られてるみたいだな。」
「何だかとっても優秀な人だったみたいね?それこそルファディエルさんに負けないぐらいの。」
グレイスが去った後ランディとエリィはそれぞれ微笑みながらロイドを見つめ
(………捜査官の点においてはガイの方が私より優秀。だからこそガイの死の真相がわからないのよね………状況を考えれば、恐らくガイの知り合いの犯行………それもガイと親しい相手たと思うけど………そこから考えれば………アリオスやあのイアンという弁護士も容疑者には上がるのよね。………最もあの時は動機がないから容疑者から外したけど………ただ、巧妙に隠しているなら話は別ね。)
ルファディエルは真剣な表情で考え込んでいた。
「……はは。押しの強さと行動力だけはピカイチだったみたいだけどね。」
「……………………………」
一方2人に微笑まれたロイドは苦笑し、ティオは黙ってロイドを見つめていた。
「―――任務完了だ。支援課に戻ってセルゲイ課長に報告しよう。」
その後ロイド達は支援課に戻り、セルゲイに報告した。
〜特務支援課〜
「―――ふむ、話は分かった。まあ、ルファディエルの助言があったとは言え、新人にしたらこんなもんだろ。次、似たような事件がありゃあ、奴の助言無しでももう少し上手く捌けるはずだ。」
「は、はい。(けっこう厳しいな………)」
セルゲイの言葉を聞いたロイドは意外
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