第15話(序章終了)
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与えられたものでもね。)
(かかかっ!なるほど………ロイド達の為に向こうの考えを利用したって事だな!)
ルファディエルの答えを知るとギレゼルは可笑しそうに笑っていた。
「また掌の上、ってか?」
(フン………ルファディエルのヤツがこの事に気付いていないわけがない。それをあえて教えなかったのは……また何か考えていやがるね?)
ランディは疲れた表情で溜息を吐き、エルンストは鼻を鳴らした後眉を顰め
「………みたいですね。」
(さて………今度は何を考えている?ルファディエル。)
ティオはジト目で呟き、ラグタスは考え込んでいた。
「ば、馬鹿馬鹿しい………!アリオス・マクレイン相手にこんなケチな事をやってられるか!」
「………これ以上、この薄汚い場所には用はねぇ……引き上げるぞ!」
一方マフィア達は怒りの表情で吐き捨てた後、身体の痛みを耐えながら去って行った。
「やれやれ………”風の剣聖”アリオスか。噂だけは聞いてるけどあそこまで効果覿面とはねぇ。」
マフィア達が去った後ワジは溜息を吐き
「ケッ………気に喰わねぇな。まあいい………今回の件はこれで終わりだ!お前ら、引き上げるぞ!」
「オッス!」
ヴァルドは舌打ちをした後、口元に笑みを浮かべてサーベルバイパーの青年達を引き攣れて去って行った。
「フフ、君達もお疲れ様。これにて任務、無事完了かい?」
「あ、ああ、そうだな………元々は、君達の喧嘩を止めるのが任務だったけど………まあ、今後はもう、お互い争わなくて済むだろう?」
ヴァルドが去った後尋ねられたワジの言葉に頷いたロイドはワジに尋ねたが
「え、なに言ってるの?」
ワジは意外そうな表情で尋ね
「へ………」
ワジの言葉を聞いたロイドは呆けた。
「………マフィアが絡んでいようがいまいがバイパーとの関係は変わらん。お互い目障りというのは変わるわけではないからな。」
「全員揃っての潰し合いはさすがにやらないだろうけど………ま、普通の喧嘩や小競り合いはこれからも続けて行くだろうね。」
「ちょ、待ってくれ………!」」
そしてアッバスとワジの話を聞いたロイドは慌てたが
「フフ、大事にしたくなければまた介入してきたらどうだい?なんだったらそのまま喧嘩に参加してくれてもいい。君達なら大歓迎さ。」
ワジは気にせず言った。
「あ、あのな………」
「あんまり冗談には聞こえないんだけど………」
ワジの話を聞いたロイドとエリィは呆れた。
「フフ………それでは良い夢を。――――行くよ。」
「聖戦終了―――撤収する。」
「了解!」
そしてワジとアッバス
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