第15話(序章終了)
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あ。ここは僕達に任せてよ。」
ワジがロイドに言った後ヴァルドに視線を向けた。
「―――ヴァルド。あまりやり過ぎは良くない。このお兄さんたちだってプロだ。あまりメンツを潰しちゃったらなりふり構わなくなるんじゃない?」
「ケッ………」
「ゴホッ、ゴホッ………」
そしてワジの話を聞いたヴァルドは不愉快そうな表情をした後、掴みあげていたマフィアは地面に落とした。
「フフ、お兄さんたちだって表沙汰にはしたくないだろう?僕達ガキ共相手にプロがちょっかいかけた挙句に返り討ちに遭ったなんて………みっともなくて上には報告できないよねぇ?」
一方ワジは不敵な笑みを浮かべて言った後、笑顔でマフィア達に尋ねた。
「ぐっ………」
「………ふざけろ………その気になればいくらでも………」
ワジの言葉にマフィア達が反論しようとしたその時
「いや〜、さすがにここが退き時じゃないかしら?」
女性の声が聞こえて来た後、フラッシュがマフィアやロイド達を照らした。するとグレイスが近づいて来て、マフィア達の写真を何枚か撮った。
「グレイスさん………!?」
「どうしてここに………」
グレイスを見たロイドとエリィは驚いた。
「うふふん、実はこの数日、君達の動きに注目してたのよ。そしたら予想通り、色々やらかしてくれるじゃない!いや〜、なかなか面白い記事が書けそうだわ♪」
「て、てめえ………!」
「雑誌社ごときが”ルバーチェ”相手に………!」
グレイスの話を聞いたマフィアは怒りの表情でグレイスを睨んだ。
「ま、ウチも色々あるから名前は出せないと思うけどね。でもこれ以上、みっともない真似をしたらどうなるか判らないわよ?」
「くっ………」
「………いいだろう。この場は退いてやる………だが、もし約束を破ったら………」
「はいはい、わかったわ。あなた達こそこれで手打ちっていう約束はちゃんと守りなさいよね。これ以上、一線を越えたら遊撃士が出張ってくるかもよ?」
「なっ………!?」
「えっ………!?」
グレイスの忠告を聞いたマフィア達とロイドは驚いた。
「実はこの件、アリオスさんが介入するつもりだったらしいの。でも、多忙だったらしいし、あなたたちが先に介入してたから今回は譲ってあげたんですって。」
「そ、そんな………」
(まあ、そうだと思ったわ。)
(お?だったら何でロイド達に教えなかったんだ?)
グレイスの説明を聞いたロイドは信じられない表情をし、ルファディエルは落ち着いた様子で呟き、ルファディエルの言葉を聞いたギレゼルは首を傾げて尋ね
(………今は少しでもロイド達自身の手で確かな実績を作って行く事が重要………例えそれが
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