第15話(序章終了)
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了するとロイドは安堵の溜息を吐き、ティオは静かに呟き、ワジは口元に笑みを浮かべて呟いた後、ロイドに視線を向けた。
「フフ、それにしても君の演技もなかなかだったね。あの倒れ方………堂に入っていたじゃない?」
「………あんな作戦を伝えられたら協力しないわけにいかないだろ。囮なんて役目、他の誰かにやらせる訳にもいかないしな。」
「でも、それで危険な囮役を買って出るのはどうかと………ちょっとお人好し過ぎです。」
(フフ、ロイドらしいわね。)
(かかかっ!それがロイドの面白い所よ!)
ワジの言葉を聞いて答えたロイドをティオはジト目で見つめ、ルファディエルとギレゼルは笑っていた。
「そ、そうか………?」
「フフ、そんなお人好しじゃこの先大変だと思うけどねぇ。ま、そういうタイプは個人的に嫌いじゃないかな。」
「え”。」
「フフ………ともかくこれで、落とし前を付けることが出来そうだ。君達の協力を感謝するよ。」
その後ロイド達は気絶したマフィア達をヴァルド達の包囲網へと連れて行った。
「ガキどもが………調子に乗りやがって…………」
「クク………やっちまったなぁ、ガキども。」
「俺達”ルバーチェ”を本気で怒らせちまうとはな………」
「警察のガキ共も同じだ………こっちには偉い議員先生もいる。タダで済むと思うなよ………?」
「………こいつら………」
ヴァルドやロイド達によってボロボロにされたマフィア達はそれぞれ怒りの表情で負け惜しみの言葉を呟き、それを聞いたロイドはマフィア達を睨み
(エリィ。お前の義兄に頼めばこのような人間共………いや、この人間共の組織に裁きを与えられるのではないか?)
メヒーシャは念話でエリィに伝え
(それは……………)
メヒーシャの念話にエリィは複雑そうな表情で答えを言うのを躊躇った。
「ククク………」
「ぐっ………?」
一方ヴァルドは凶悪な笑みを浮かべた後、マフィアの一人の首筋を掴んで宙に上げた。
「どうやらお仕置きが足りなかったみてぇだなァ………?全員サンドバックみたいに吊るして血ダルマにしてもいいんだぜ………?」
(クク………なんだったらあたいが奴等の存在を塵も残さず消し飛ばしてやってもいいよ?)
(お前の場合だと冗談に聞こえないから、笑えないんだよ………)
「くっ………」
凶悪な笑みを浮かべて呟いたヴァルドの言葉を聞いたエルンストは凶悪な笑みを浮かべ、エルンストの念話を聞いたランディは溜息を吐き、ヴァルドに掴みあげられているマフィアは呻いた。
「待ってくれ!さすがにそれは………」
そしてロイドは真剣な表情でヴァルドを制しようとしたその時
「まあま
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