第14話
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なことは――――」
ロイドは慌てた様子でワジに話を聞こうとしたその時
「ああ、心配しなくても君達にも手伝ってもらうから。」
「なっ………」
笑顔のワジの言葉を聞き、驚いた。そしてワジはロイドに近づいて片手をロイドの肩に置き
「――――君達の任務は旧市街での事件を解決すること。だったらマフィアが今後、僕達に余計な手出しをしないよう『言い含めてやる』必要がある………どう―――違うかい?」
静かな表情で語った後、口元に笑みを浮かべてロイドを見つめた。
「そ、それは………」
ワジの話を聞いたロイドは戸惑い
(どういう事………?)
(………よくわかりませんが………)
(なんかロイドのやつ、取って喰われそうだな………)
エリィ達はそれぞれロイドとワジを見つめていた。
「フフ、あんな面白い推理をわざわざ披露してくれたんだ。責任をとって………最後まで付き合ってもらうよ?」
一方ワジはロイド達を見回して笑顔で言った。
―――3日が過ぎた。一触即発だった不良たちの争いはそれから一度も起こる事はなく……旧市街は不自然なほど平穏な雰囲気を取り戻していた。そしてその夜………旧市街に黒スーツとサングラスを身に着けた怪しい男達が4人現れた。
〜夜・旧市街〜
「チッ………静かなもんだな。あそこまで仕込んだのにどうして潰し合いが始まらない?」
旧市街に来たサングラスの男の一人は舌打ちをし
「クク………最後の一押しが足りんだけさ。導火線に火が点けば、勝手に潰し合いが始まるだろう。」
「バイパーとテスタメンツ、どっちのガキでもいい………目に付いたヤツをやるぞ。」
男と一緒にいる同じスーツやサングラスを身に着けた男達は醜悪な笑みを浮かべたり、ある事を提案した。
「くれぐれも姿を見られるなよ?バイパーならスリングショット、テスタメンツなら背後から一撃だ。」
「ああ………」
「クク………狩りの始まりだ。」
そして男達は二手に分かれて行動を開始した。その後トリニティからテスタメンツの青年が一人で出てきて、歩き続けていると物陰から黒いスーツとサングラスを身に着けた男が現れ、背後から釘が付いた棒で青年の頭を殴った!
「がっ……………」
頭を殴られた青年は呻き声を出した後、地面に倒れた。
「クク………青ウサギを一匹と。」
男が口元に笑みを浮かべて呟くと他のサングラスの男達が物陰から現れ、倒れている青年を囲んだ。
「ハハ………あっさりかかってくれたな。」
「時間はない。とっとと痛めつけるぞ。ただし、殺さない程度にな。」
「クク………悪く思うなよ。」
そして釘が付いた棒を持った男
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