第14話
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んだ。
「済まない、2人とも。待たせてしまったみたいだな。」
「お招きにあずかり光栄至極――――約束通り、さぞ面白い話を聞かせてくれるんだろうね?」
「面白いかどうかはともかく、興味深い話ではあると思う。さっそく聞いてくれるか?」
「ちょ、ちょっと待ちやがれ。面白い話だぁ………!?いったい何を言ってやがる!?」
ロイドとワジの会話を聞いていたヴァルドは戸惑った様子でロイド達を睨んだ。
「馬鹿だなぁ、君は。」
するとその時ワジは呆れた様子で溜息を吐き
「なっ………!」
ワジの言葉を聞いたヴァルドは驚いてワジを見た。
「5日前の夜、旧市街で起こった2件の傷害事件………その真犯人の目星が付いたって話に決まってるじゃないか。」
「な、なにぃ………!?」
そしてワジの説明を聞いたヴァルドは驚き
「驚いた………」
「………あなたの方も疑っていたようですね?」
ティオはエリィと共に驚いた後ワジに尋ねた。
「まあ、僕も最初はメンバーの勝手な暴走かと思ってたんだけど………よくよく状況を整理してみるとどう考えても不自然じゃないか。バイパー側にしてもそれは同じ………まあ、僕の推理はそこで止まっちゃってるけどね。」
尋ねられたワジは頷いて説明をした後溜息を吐いた。
「そうか………だったら話は早そうだ。――ヴァルド・ヴァレス。色々と不審なことはあるかもしれないけど………まずは一旦、こちらの話を最後まで聞いてくれないか?」
「………チッ………」
ロイドの話を聞いたヴァルドは舌打ちをした後武器を仕舞ってロイド達に視線を向けた。
「――――手短に話せ。もし、下らねぇ話だったらその頭をカチ割ってやるからな。」
そしてロイド達は旧市街で起こった2つの傷害事件の真犯人についての推理を説明した。
「「………………………」」
ロイド達の推理を聞いていたワジとヴァルド、それぞれ黙り込んでいた。
「――――これが現時点での情報を組み立ててみた推理だ。素直な感想を聞かせて欲しい。」
説明を終えたロイドは2人にそれぞれ尋ね
「………………………」
尋ねられたヴァルドは呆けて黙り込み
「………やれやれ、参ったね。まさかマフィアなんかにそこまでコケにされてたとは。」
ワジは疲れた表情で溜息を吐いた。
「それじゃあ………」
「今の話……納得してくれたのかしら?」
ワジの言葉を聞いたエリィはロイドと共にワジに視線を向けて尋ね
「フフ、納得もなにも………前にルバーチェの遣いが僕達の所に来てるからね。良い目を見させてやるからウチの下で働かないかッてね。もちろん鼻で笑って追い返してやったけどさ。」
尋ねら
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