第14話
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快そうな表情をし、ラグタスとエルンストは怒りの表情になった。
(フフ………それでいいのよ、ロイド………貴方なら辿り着けると思っていたわ。)
「あくまで可能性の一つさ。現時点である情報を一つずつ組み立てた場合のね。」
「またまた〜!謙遜するなってーの!」
「うん、私もかなり的を得ていると思うわ。推理にも無理が無いし、状況的な説得力もあるもの。」
「………伊達に捜査官の資格を持ってはいませんね。」
苦笑するロイドにランディは笑いながら見つめ、エリィとティオは感心した様子でロイドを見つめた。
「はは………ありがとう。―――それで、さ。この推理………あの2人にも伝えた方がいいと思わないか?」
「あの2人って………」
「おいおい、まさか………」
「そう………ヴァルド・ヴァレスにワジ・ヘミスフィア―――『サーベルバイパー』と『テスタメンツ』のヘッド達さ。」
自分の提案に驚いているエリィとランディにロイドは頷いて答えた。そしてその夜。
〜夜・駅前通り〜
ロイド達がそれぞれの集団に事情を聞きに行った日の夜、ヴァルドは駅前通りに来た。
「駅前通りの外れにある資材置き場だったか………しかし、通信で呼び出したかと思えばこんな夜中に一人で来いとはな………警察のガキども………いったい何様のつもりだ………!?」
独り言を呟いたヴァルドはジオフロントA区画の近くにある資材置き場に到着した。すると鉄道がどこかに走り去って行った。
「今のは………」
走り去った鉄道を見送ったヴァルドが呟いたその時
「多分、共和国方面の最終列車ってところじゃない?」
聞き覚えのある少年の声が聞こえて来た。そしてヴァルドが声が聞こえた方向を見つめるとそこには―――
「ワジ………!?」
「こんばんは、ヴァルド。なかなか良い夜だね。月が濡れたように輝いているよ。」
ワジが静かに立っていた。
「てめえ………クク、そうか。そういう事だったのか……警察のガキどもを騙って俺を嵌めたってことかよ………」
ワジを睨んだヴァルドは好戦的な笑みを浮かべた後ワジに近づき
「そういう事なら話は早え!タイマンなら望むところだ!ここでケリを付けてやらぁ!」
武器を片手に担いでワジを睨んだ。
「フフ、僕としてはそれでも異存はないけれど………あいにく僕も、君と同じくこの場に招待されたゲストでね。」
「なに………?」
「ほら、来たみたいだよ。」
自分の言葉に眉を顰めたヴァルドにワジがある方向を見るように促した。するとヴァルドの背後からロイド達が近づいてきた。
「てめえら………」
ロイド達に気付いたヴァルドはロイド達を睨
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