第13話
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。容姿や名前だけでなく性格も瓜二つな事から”聖皇妃”の再来だってね………」
ロイドに尋ねられたエリィは静かな表情で答えた後、複雑そうな表情になり
「それって、スゲェ偶然だな………」
(………というか今のイリーナ皇妃は初代イリーナ皇妃自身なんですけどね………今の話からするとエリィさん、まだイリーナ皇妃の事情を知らないようですね………)
エリィの話を聞いたランディは驚きの表情で呟き、ティオは黙ってエリィを見つめていた。
「それにしてもよくエリィはそんな詳しい事も知っているな?それも知り合いの異世界の人達から聞いたのかい?」
一方ロイドは驚きの表情で尋ね
「え、ええ。知り合いのメンフィル帝国の歴史に詳しい人に教えてもらった事があるから………(ううっ………まさか今のイリーナ皇妃が私の姉で、その縁でメンフィル帝国に留学していたなんて話せないわ………)」
尋ねられたエリィはわずかに慌てた様子で答えた。
「それにしても助かったよ。私は『ラギール商会』については全くと言っていいほど、何も知らなかったからね。お蔭でかの商会の事もよくわかったよ。」
「いえ、お互い様です。」
そしてイアンとエリィの話が終わるとロイドは立ち上がった。
「―――先生。ありがとうございました。先生の情報のおかげで解決の糸口が見えた気がします。」
「そうか………それは何よりだ。セルゲイ君には世話になっているし君達の事は個人的に応援している。また何かあったらいつでも訪ねてきてくれたまえ。」
その後ロイド達は事務所を出た。
〜クロスベル市・西通り〜
「それで、どうするの?考えをまとめるんだったら支援課に戻りましょうか?」
「そうだな………その前に他に片づけたい用事があるなら済ませておこう。俺が考えていることが事件の真相だったとしたら………かなり面倒な事になるはずだ。」
(フフ、期待しているわよ、ロイド。)
事務所を出た後エリィに尋ねられたロイドは考え込んだ後、真剣な表情で答え、ルファディエルは微笑んでいた。
「へへッ、何だかんだ言って自信があるみたいじゃねえか。そういう事なら、とっとと他の用事を済ませて支援課に戻るとするかね。」
「………はい。急いで片付けましょう。」
その後用事を済ませたロイド達は支援課に戻り、ミーティングを始めた……………
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