第12話
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ているロイドにセルゲイは一枚の名刺を手渡した。
「『グリムウッド法律事務所』?あれ、どこかで聞いたことがあるような………」
名刺に書かれてあるものを読んだロイドは考え込んだ。
「西通りにある法律事務所だ。イアンっていう名前の髭面の弁護士先生がいる。」
「ああ………!あのパン屋の裏手にある。そういえば俺も、前居た時、何度か挨拶くらいはしてますね。」
「私も聞いたことがあります。確か、企業や貿易商などの法律相談をしている先生ですよね?その一方で、市民の法律相談にも親身に乗ってくれるという………」
セルゲイの説明を聞いたロイドはある事を思いだし、エリィは頷いた後確認した。
「ああ、熊みたいな髭面してるから『熊ヒゲ先生』なんて呼ばれている。あの先生なら、マフィアについてかなりの情報を持っているはずだ。ひょっとしたら……警察も知らない最新情報なんかもな。」
「あ…………」
「………それは凄いですね。」
「何者だよ、その先生は?」
「ま、会えばすぐにわかるさ。前に俺が会った時に、特務支援課のことは話している。お前達の身分を明かせば話ぐらいは聞いてくれるはずだ。この機会に、挨拶しとけ。」
「わ、わかりました。」
その後ロイド達はイアンという人物に会う為に西通りにある『グリムウッド法律事務所』に向かった………
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