第12話
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のように慌てた様子で立ち上がって提案し
(ロイド……反応が露骨すぎよ………)
(絶対に一緒に入った事がある反応ですね、あれは。)
(か〜!ガキの頃からあんな美人でスタイルのいいお姉さんに可愛いがられていた挙句、裸も見た事あるなんて、ズルすぎだろっ!)
エリィは呆れた表情で、ティオはジト目でロイドを見つめ、ランディは溜息を吐いた後真剣な表情でロイドを睨んでいた。
(み、みんなの視線が痛すぎる………………)
一方エリィ達の視線にロイドは疲れた表情で冷や汗をかいていた。その後ロイド達はセルゲイに判断を仰ぐ為にセルゲイがいる特務支援課のビルに向かった。
〜特務支援課〜
「おお、戻ったのか。不良どもの喧嘩、ちゃんと止めて来たのか?」
課長室に入って来たロイド達に気付いたセルゲイは尋ね
「課長………それなんですが。少し厄介なことになってきたかもしれません。」
尋ねられたロイドは報告した。
「あん………?」
そしてロイドはセルゲイに今までの経緯を一通り説明した。
「………ふん、なるほどな。………………」
「あの、課長?」
経緯を聞き、黙って考え込んでいるセルゲイを見たロイドが尋ねたその時
「………そうだな。この件に関してはお前達に全て任せた。」
セルゲイは予想外な答えを言った。
「へっ…………」
「あの、それはどういう?」
「ここで引くも、さらに突っ込むも判断は任せたって言ってるんだ。『ルバーチェ』の件に関してもお前達に教えることはない。全部、自分達で調べてみろ。ルファディエルの奴も敢えてお前達に任せたんだろう?だったら、期待に応えてやれ。」
「それはそうですが………」
セルゲイの話を聞いたロイドは反論しようとしたが
「………俺が止めろと言ったらお前らは納得できるのか?」
「え………!?」
セルゲイの言葉を聞き、エリィ達と共に驚いた。
「マフィアの件に関してはそれだけ面倒くせぇ問題なんだ。もし俺が上司としてマトモな判断をするんだったら止めろとしか言いようがない。それでいいのかよ?」
「……………いえ。」
「ま、ここで打ち切りってのはちょいと後味が悪いかもな。」
「………そうね。色々と知ってしまったし。」
「………同感です。それにずっとルファディエルさんに頼る訳にはいきません。」
セルゲイに尋ねられたロイド達はそれぞれ否定の意志を示した。
「―――まあ、そうだな。何も知らない小僧どもが足を滑らせて大ケガでもしたら寝覚めが悪ィしな………せめて良い助言者をお前らに紹介してやろう。」
「良い助言者?」
自分の言葉に首を傾げ
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