機動戦艦ナデシコ
1366話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ってたんだが、こうして正面から言い切られると……
しかも、それに染まってる奴もこうして見る限りかなり多い。
だとすれば、木連全体で見ても恐らくヤマダモドキは多いんだろう。
「はい、聖典です。……ただ、中にはゲキガンガー3の良さを分からない者もいるのが残念ですが」
困った表情で呟く白鳥だが、それは普通だよな。
正直なところ、木連の全員がヤマダモドキではないと聞いて安堵した。
ただ、この様子だとゲキガンガーを好きじゃないって奴はあまり数はいなさそうだ。
少数派ってところか。
「いや、シャドウミラーというのは素晴らしいですな。特機でしたか? それではゲキガンガー3のような機体も作れると?」
「あー、その辺はよく分からないな。俺は技術班じゃないし」
秋山とイザークの会話が聞こえてくる。
最初はあまり木連に対していい感情を持ってなさそうだったイザークだったが、今では秋山と上手く会話をしているらしい。
これは、イザークが丸くなったのか、それとも秋山の口が上手いのか。
どちらかと言えば、後者な気がする。
……男のツンデレとか、誰得だって感じだが。
「アクセル代表。今の話は本当でしょうか?」
ふと気が付けば、白鳥だけではなく月臣、それ以外の木連の軍人も全員が俺の方へと視線を向けていた。
「今の話ってのは、特機の件か?」
「ええ。本当にゲキガンガー3のような機体が作れるのだとすれば、非常に素晴らしいです」
「どうだろうな。似たような機体は見た事があるけど。俺達の機体じゃないがな」
「何と!?」
複数の機体が合体するというのを聞いて最初に思い出したのは、スパロボOGs世界の機体でもあるSRXだ。
3機の機体が合体して特機になり、武器になるR-GUNも入れれば4機合体となる機体。
SRXが白鳥が言っているゲキガンガーに一番近いだろう。
シャドウミラーの機体では、新型機でもあるファブニールも似てるか?
いや、でもファブニールは合体じゃなくて、胴体にPTを内蔵するといった感じだ。
白鳥が言っているゲキガンガーに似ている機体とは言えなくもないか?
そんな風に考えながら部屋の中を見回すと、ふとオウカが1人でポツンとしているのが目に入る。
「……なぁ、白鳥」
「はい、何でしょう?」
「お前達って女嫌いだったりするのか?」
「いえ、まさか! 女性は慈しむべき存在であり、国の宝です」
「その割りには、オウカの周囲に誰もいないんだけどな」
そう呟くと、白鳥の視線が俺の視線を追ってオウカの方へと向けられる。
「それは……やはり皆、照れくさいのではないかと。彼女は見て分かる程にお淑やかで、それでいて意思も強そうです。正直なところ、木連の軍人にとっては
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ