暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1366話
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
来てはいたが、やはり疑問をきちんと解決するのであれば、木連の人間に直接尋ねた方がいいだろう。
 これが何か軍事機密であったりすれば……それこそ俺達が欲しているプラントについての情報であったりすれば当然口は硬くなるだろう。
 だが、こうして俺達に堂々とゲキガンガーを見せている以上、向こうに取ってもこの件を隠す必要はない訳で……

「はい、何ですかアクセル代表」
「このゲキガンガーってアニメは木連では聖典という扱いだって聞いてはいたんだが……具体的にどのくらいの知名度なんだ? 残念ながら俺はさっきも言ったように、ゲキガンガーという存在はともかく、3だとかなんだとかは全く知らないんだが」
「おおっ、アクセル代表もやっぱりゲキガンガーを知っていたんですが! 3だからどうこうと言われた時はどうしようかと思いましたが……」
「いや、そこまで詳しい訳じゃないんだけどな。ナデシコに乗ってる時、そのパイロットに強烈なファンがいたから記憶に残っていただけで」
「ナデシコ、ですか?」

 どうやらナデシコという戦艦は知らなかったらしい。
 ナデシコ世界ってのは草壁との会談の時に口にしたから、その辺は理解しているだろうが。
 いや、そもそもシャドウミラーの件も詳しく知らなかったのだから、やっぱりこの辺は情報規制をされていると考えるべきか。

「ああ。ネルガルの新造戦艦だ。その艦に少しの間乗っていた事があって、その時に知ったんだ」
「そうですか、地球にもゲキガン魂を理解する人がいたのですね。是非その人とは熱く語り合いたいものです」
「あー、うん。だろうな。木連の人間とは気が合いそうだ」

 ヤマダがここにいても全く違和感なく溶け込めそうであり、実際そうなるだろう。

「で、結局何でこのアニメが木連でこうして聖典として広く受け入れられてるんだ?」
「……よく聞いてくれました。我々の祖先は月を追い出され、火星でも核を撃たれとしましたが、着の身着のままといった状態で何とか生き延びる事に成功したのです。その際当然持ち出せた娯楽品の類も殆どなく、その中の稀少な存在がゲキガンガー3だったのです」
「……まぁ、だろうな」

 というか、よくもまぁ、そんな生きるか死ぬかの瀬戸際にゲキガンガーを持ち出せたものだ。
 寧ろ、その辺不思議に思う。

「そして火星を脱出した我々の祖先は、新天地を求めて宇宙を移動しました。そして、木星に到着するまでの間、ずっとゲキガンガー3を見続けていたのです。そして私達は知りました。ゲキガンガー3の中にある、正義、友情、勝利を。木連の皆にそれを広めたゲキガンガー3は、こうして木連において聖典になったのです」
「……本当に聖典なのか」

 まさか本当にゲキガンガーを聖典とまで呼ぶとは思わなかった。
 いや、それは知
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ