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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第二十八話 敵の懐に飛び込みます。
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し、みんな乗れ!!とラインハルトの号令一下、士官、下士官、兵たち一同は転がり込むようにしてドッグに飛び込み、一散に最新鋭艦に走り出した。
と、アデナウアー艦長がもつれるようにして転んだ。一同が振り返り、艦長のもとに駆け寄る。
「危ない!!」
とっさにラインハルトがベルトラム艦長を抱きかかえるようにして飛び、床をローリングして転がった。ついさっきまで艦長がいたところに天井から落下した破片が突き刺さっている。
「すまない・・・」
アデナウアー艦長が息も絶え絶えに言った。「やはり艦長は体が――」とラインハルトは衝撃を受けていた。
と、その時、一同の行く手をふさぐように立ちはだかった物体がある。丸々とした球体のような胴にガトリングガンを左手に装備し、右手には巨大な拳をもつロボットだ。
「こいつ!?」
帝国軍には一部に全自動警備ロボットのような物が普及していると言ったうわさがあったが、実際に見るのは初めてだった。一同はブラスターを引き抜き、ラインハルトはアデナウアー艦長の肩に手を貨して立たせた。
「チ・・・警備ロボットか・・・面倒な!!」
ラインハルトが舌打ちする中、イルーナが数歩進み出た。
「私が相手をするわ。そのすきに搭乗して」
「無茶だ!たった一人で――」
「いいから!!・・・早くいきなさい」
イルーナの一喝にひるんだ一同は、すぐに走り出していく。ベルトラムとラインハルトがアデナウアー艦長に肩を貸し、必死に艦に走っていく。それを見届けた彼女は手を宙で一振りさせると、剣を出現させた。
「さて、久しぶりの実戦ね。腕がなまってなければ、いいのだけれど」
ロボットはドスドスと巨大な足を動かしながらイルーナに迫ってきた。ガトリングマシンガンが炸裂する。その下をかいくぐるようにすり抜けたイルーナが、剣を擦り上げるようにして振るった。
一閃!!!
どこをどう切られたかわからないほど、瞬息の速さでロボットは両断されて、地面に地響き立てて倒れこんだ。それを見届けずに、イルーナは疾走し、動き始めた新鋭艦のデッキに飛び乗った。背後で音を立ててハッチが閉まり、イルーナは剣を宙で一振りする。と、剣は手のひらよりも小さくなっておさまってしまった。
「まだ勘はにぶってはいない・・・かといって従前のようにはいかない、か」
そうつぶやきながらイルーナは艦橋に向かった。
イルーナの戦闘を見届けている者はいなかった。何しろ発艦や戦闘配置やらで忙しかったのだから。
「艦長、大丈夫ですか?!」
ラインハルトとベルトラムが毛布を敷いた上に艦長の体を横たえる。
「わ、私は大丈夫だ、今は私の事よりも艦の指揮を――!!」
アデナウアー艦長が懸命に二人に声を
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