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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第二十八話 敵の懐に飛び込みます。
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は哨戒部隊は到着している?」
「はっ!既に巡航艦3隻が到着し捜査に当たっております。」
「その3隻に伝達。熱感知装置及びエネルギー反応感知装置を作動。数時間前〜数日前の痕跡をチェックし、報告するように、と。他の艦はその付近〜エル・ファシル本星までの航路を重点的に捜索しなさい」
テキパキと指示を下し終わったティファニーは司令席に座った。背もたれにもたれたいが、今はそんなことをしている場合ではない。
「司令!」
部下の一人が声を上げる。例の3隻からの通信を担当している一人だ。
「現場から報告です。エネルギー反応装置に反応有。艦船の爆発と思われる反応です。さらに付近には艦船の破片が散らばっております」
やはり撃沈されたのか、とティファニーは臍をかみかけて、おやっと思った。
「敵の主砲の反応は?」
「ありません。いえ、あることにはあるのですが、わが方の艦船の残骸の損傷分析の結果、どうも主砲によるものではなさそうなので」
「というと?」
「機雷が付近にばらまかれていたとのことです。おそらくこれに接触して爆発四散したものと」
「機雷、か・・・・」
逃げる2隻がばらまいて去ったのだろう。それに追手が引っかかったのか。まったく何をしていたのだ。哨戒行動は焦りは禁物だとあれほど言っていたのに!!!
「エネルギー反応装置をフル稼働させて、艦の航行の痕跡をたどれるかどうか試してみて」
ティファニーはさらに指令を下した。自由惑星同盟の開発したエネルギー反応装置では、艦の高校の痕跡がたどれるのである。それは艦尾から噴出する推進材とエネルギーとの融合物質を感知できるものだった。
つまりは、同盟のエネルギー反応装置により、帝国軍艦船は航行するにつれ、その足跡をはっきりと残していく結果になっているのだ。海上を移動する艦船が、その後ろから真っ白な航跡を残すような塩梅である。
むろん帝国にもそのような技術はあることにはあるのだが、これに関しては同盟が一歩先んじていると言った格好だった。
「2隻はエル・ファシル星域に向かう途上、哨戒部隊と接触したと思われる時刻・場所を境目に、まっすぐに反転しております。イゼルローン要塞方面に引き返して言った模様です」
湧き上がってくる怒りを抑えきれなくて自然と司令席の肘掛の部分を握ってしまう。
ピシリという嫌な音がした。セラミック制の頑丈な椅子の肘掛にひびが入っている。
「なんということなの!?みすみす取り逃がすとは!!!」
地団太踏みたくなったが、それでは意味がない。だが、もうティファニーの頭には冷静さが失われつつあった。一見怒りだけが支配しているようだったが、実は他にも要因がある。恐怖という要因が。
「司令!!」
不意に部
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