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とある3人のデート・ア・ライブ
第十章 仮想世界
第4話 いざ、仮想世界へ
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ポーツとか趣味とか……そういう愛してるとはちょっと違うかな」

或守「なるほど……そうだとしたら私は……人間に対する愛、それを知りたいです」

士道「えっと……なんでだ?」

或守「私に記録されている愛という情報の中でそれだけが不明瞭なものだからです。ですから、五河士道。それを私に教えてください」

士道「えっと……」

愛……いとおしい……あれ?これって同じ意味じゃね?

ヤバイ、考えれば考えるほど分からなくなってくる。

士道「……ゴメンな或守。今の俺には分かんない」

或守「それならば……実際に愛の形成・育成をシミュレートする。それで答えが見つかるかもしれません」

士道「……へ?それってどういう意味だ?」

或守「五河士道と愛を形成するのに適切な人材が必要です……検索を開始します」

士道「け、検索?」

一体何を……





或守「検索完了。これよりコンタクトを開始します」



ーーーー
ーーー
ーー



〈フラクシナス〉のパソコンに妙なメールが届いた。

『五河士道を愛するために、こちらに来てください』

そのメールを返信することはできず、どういうわけかご丁寧に来る人たちのリストまである。

そして、その特定の人物にアクセスが許可されていた。

その人物とは。



夜刀神十香。

四糸乃。

時崎狂三。

五河琴里。

八舞耶倶矢。

八舞夕弦。

誘宵美九。

鳶一折紙。

佐天涙子。

上条当麻。

一方通行。



このリストに、琴里は疑問を覚えた。

琴里「どういう基準なのかしら。士道が封印した精霊……いえ、狂三や鳶一折紙も入ってるし……そもそも当麻君と一方通行は男だし、そういうわけじゃなさそうね」

令音「シンの身近にいる人たち、ではないかな」

琴里「じゃあ女の子だけでよくない?女の子なら士道を愛することは可能だけど、当麻君と一方通行は流石に無理でしょ。まさかそっちの趣味があるわけじゃあるまいし」

令音「……確かに、あの二人はシンと性格は違えど本心はどこか似ているからね。……そういえば、彼女ーー人工精霊と仮称するが、あの子はシンと切断する前に『愛とは何なのか』と質問していた」

琴里「……どうしてそんな事が知りたいのか分からないけど、あの二人がリストに入ってた理由がわかったわ」

令音「あぁ。恐らくシンと同じことを、上条君と一方通行にもさせるのだろうね……愛を知るために」

琴里「恐らくね……やるしかないようね」


それを全て聞いていた精霊達は強い決意を固めていた。

十香「私は行くぞ!ゲェムの中に入ってシドーを助け出すのだ!」
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