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Everlasting oathーブラッド・オンラインー
命を踏み台にして進む
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ルト・ロードを観察していてもβテストと変わらない。これなら行けると確信していた。

「B隊は───」

 ディアベルがケイスケ達の隊に指揮を出すが言い終わる前にケイスケは行動する。

 ルイン・コボルト・センチネルに近付いてソードスキル、ツイン・スラストを発動した。槍で雑魚を斬り刻み、一体が終わると、また一体。

 テストの時と変わってない。この調子なら誰も死なないで─────勝てる。

「ユウキ、前に出ろッッ!」
「スイッチっ!」

 ユウキの剣は甲高(かんだか)い発動音を立て、ソードスキルのソニックリープを発動し、ルイン・コボルト・センチネルを攻撃する。

 獣独特の醜い声をあげ、ルイン・コボルト・センチネルは結晶体となって消滅していく。

 アイツ等(キリト達)は大丈夫なのか、と心配して視線を切り替えるが心配するだけ野暮だったらしい。

 ………女性プレイヤーの動きが速すぎる。

 特に凄いのが細剣の手捌きで、ソードスキルを発動してる訳でもないのに発動してるかのような異常な太刀筋。

 キリトはその有り様に驚き、グッジョブと賞賛の言葉を向けていた。

 ユウキの方に視線を戻すと背後からルイン・コボルト・センチネルがハンマーを振り下ろそうとしている。ケイスケは全力で近付き、それを阻止する。…………軽い、が────

「馬鹿かお前は余所見するな」
「ご、ごめん…………」

 誰一人、死ぬなんてことは許さない。

「もう下がれよ」
「う、うん!」

 誰一人として死んで欲しくないんだよ。

『お父さんとお母さんを返せ』
「誰も、殺させない。勝たないと、いけないんだ」

 言われた通りユウキは後退して行く。

 無事に後退するのを目で追っていると、リスポーンしたばかりのルイン・コボルト・センチネルが再びユウキに標的を定めていた。

 気付いたユウキが、あっと声を漏らすが───剣で防ぐのに間に合わない。

「あ………………ぁ……………」

 ケイスケは口をパクパクとしながらユウキに向かって手を伸ばしているだけで足を動かす事が出来ない。

 ユウキは体勢を崩し、倒れ込む。もう駄目だと絶望していると緑色の光を帯びた剣がルイン・コボルト・センチネルの首を根刮ぎ斬り飛ばしていく。

「大丈夫か?」
「あはは……死んじゃうかと思ったよ………」

 救ったのはキリトだった。ユウキに手を差し出す、ありがとうと言ってユウキは手を取って立ち上がった。

「…………っ」

 拳を握り締め、今度は何も言わずに戦闘に戻って行った。

 ケイスケ達はその後もずっと湧いてくるルイン・コボルト・センチネルを倒し続け、イルファング・ザ・コボルト・ロードのHPが4分の1に
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