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Everlasting oathーブラッド・オンラインー
命を踏み台にして進む
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きさが別次元の武器。最初は勝てないと思っていたのだが、案外簡単に倒す事が出来た。
製品版では
其処
(
そこ
)
を
考慮
(
こうりょ
)
してボス自体に強化補正やらを掛けられているのだろうけど。
アスファルトを蹴るようにして走り、店に辿り着くと思った通り、行列が出来ている。小学生から大人、幅広い年齢層の人達が並んで列が進むのを待っていた。
「すげー混んでる………だけど────」
待つ必要がない、何故ならβテスターには特権があり、パッケージに付いてきた"引き換え券のような物"を店員に渡すと優先的に会計を済ませてくれる。だから、急ぐ必要は無かったのだ。
ついでに説明すると、βテスターじゃない人はナーヴギアを持っていないのでそれ自体も買う事になる。店にとっては良い収入源になるだろう。
自分を入れ、βテスター達は製品版を購入するだけで済み、出費は激しく無い。逆に持ってない人は十数万円はするナーヴギアを購入すると同時に製品版までも購入しなければいけない。行列を掻い潜り、製品版を手にする。購入し、急いで家に向かう。
「ただいま、叔父さん」
玄関の扉を開き、叔父に声を掛けるとリビングの方からIloveyouと返事が返って来る───が無視。
返事を聞くと自分の部屋へと向かい、ナーヴギアに製品版のソードアート・オンラインをインストールさせる。約15分、長い待機時間。待っている間に出来る事と言ったら説明書を読破するなど、他には部屋を整理したり、窓から景色を眺めたり、携帯を
弄
(
いじ
)
るくらいか。
ダウンロード状況が100%になるとすぐさまナーヴギアを被り、布団へと横になる。そして、身体全体を手で触る。
最初はあまり信じれなかったのだが、ナーヴギアを装着して身体を触ると身体の微弱な電磁波を感じ取ってプレイヤーを認識するらしい。
仮想世界の動きをどう再現しているのかと聞かれたら納得する。
更にこのナーヴギア、恐ろしい事にゲームをプレイしている間、首から下の神経を全て
遮断
(
しゃだん
)
し、プレイヤーを一時的に植物人間に似た状態にしていると言われていた。人体への悪影響はない事が確認されているから気にはしていないが。
「リンク・スタート」
βテストの時にも言っていた、仮想世界へとフルダイブする為の
起動ワード
(
言葉
)
を口にする。意識はゲームの中へと吸い込まれ、βテストの時と同じ風景が目に付く。
『Welcome.to.SwordArtOnline!』
『ようこそソードアート・オンラインへ』という文字が消えるとアバター作成画面へと強制的に切り替えられる。
アバターに関してはあまりこだわりは無い。
寧
(
むし
)
ろどうでもいい。
大勢のプレイヤー達は他のプレイヤーと
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