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魔法艦娘Reinforce
第4話
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「美味しいな。だが、量が多すぎる気がするぞ。」

「大丈夫ですよ。あれだけ動いたんですし。」

「そう言うものか?」

そう言いながらもリーンホースは食べる手を止めない。この味が気に入ったようだ。
その時、間宮に新たな来客があった。

「あら?天城さんとリーンホースさんも休憩ですか?」

それは正規空母の赤城と加賀だった。

「はい。赤城さん達もですか?」

「ちょっと小腹がすいたもので。」

そう答えると、赤城達はリーンホース達の隣に座った。

「間宮さん。“いつもの”をお願いします。」

「私もそれで。」

「は〜い。」

ここの店主である給糧艦の間宮がそう返事をした。やがて、間宮は赤城達の言う“いつもの”を持って来る。

「は?」

それを見たリーンホースは目を疑った。間宮が持って来たのはリーンホース達が食べているものよりもさらに大きなクリーム餡蜜だったからだ。

「「いただきます。」」

それを2人は何の躊躇も無く食べ進める。その様子を見たリーンホースは天城に聞いた。

「なあ、天城。あの2人は朝食もかなりの量を食べていたと記憶しているんだが・・・」

「あの2人はその、かなりの大食いでして・・・」

天城は苦笑しながら答えた。

「同じ正規空母でも大分違いがあるんだな。」

「まあ、私達雲竜型は正規空母の中でも燃費がいい方ですから。」

「逆に、向こうは燃費が悪いと言う訳か。」

かなりの量のあるクリーム餡蜜を結構早い速度で食べて行く赤城達をリーンホースは興味深そうに見ていた。




夜中、当直以外の艦娘が寝静まった頃、リインフォースは鎮守府の片隅に結界を張り、そこで融合騎としての自分の状態をチェックしていた。

(スキャンの結果、私の身体はリンカーコアのある艦娘だと言う事が分かった。これなら防衛プログラムを生み出す心配は無いな。)

その事にリインフォースはホッとする。

(しかし、ならば何故デバイス無しで魔法が使えたんだ?)

リインフォースが魔導師とは違い、デバイス無しで魔法が使えたのは彼女自身がデバイスだったからだ。そこで、彼女は試しにブラッディダガーを使ってみた。すると・・・

(前使った時よりも負荷が大きいだと?まさか、艤装がデバイスとして働いていたのか?)

現在、リインフォースは艤装を着けていない。何故なら、艤装を私用で持ち出す事は規則で禁止されているからだ。

(明日、艤装の手入れをした際に調べてみるか。)

そう考え、リインフォースは部屋に戻った。


続く

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