2巻
決戦日までの修行×主従契約魔法によるパワーアップ
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見をしていたクロウとティアが出て来た事で警戒したゼスト。クロウ達の指摘通り事実であり、主従契約魔法の呪いにサキュバスの催淫効果を付ける遊びを考案し、性愛玩用の女配下が山程いるゾルギアでその懐刀を務めているのがゼスト。普通に考えればすぐにゾルギアの相手をするだろうが、滝川や鈴音の情報と一致した事があったからだ。
「私達には情報収集する者が多くてね、半分噂だろうと思ってたけどゾルギアが最も頼りにする懐刀は彼のどの配下よりも美しいが男を知らないからでゾルギアが決して手を付けられない理由でもあるとね」
「淫魔であるサキュバスやインキュバス、真祖の吸血鬼でもない俺達は匂いで処女かどうか判別不能であるが、わざとカマを掛けて仕入れた情報と一致させるため」
「貴方達は何者です?私達魔族でも無ければ勇者の一族でもありませんが」
「私達はドラゴンよ、こっちのクロウもだけどね。盗み見をこれ以上するのであれば、攻撃許可もらっているわ」
ゼストがクロウとティアがドラゴンだと確信したら、虚空に溶けるようにその場から姿を消した。残ったのはラースとクロウとティアであるが、周囲からゼストの気配が消えた事で一応結界を張った事だからか滝川から話し掛けてきた。
「そろそろ俺も帰ろうと思うが、今まで一真っちがやって来た事は偽りの映像なのか?」
「そうだ、ゼストとラースだったか。お前達が見ていたのは偽りであり、真実は本番を行っている頃だろう」
「本番行為後、深雪と万理亜と共に浴室へ向うでしょう。我が主はここには来れませんが、後程報告させてもらいます」
「やはり一真っちはバレバレのようだな、だがゼストやゾルギア候はまだ一真っちが神族なのは知らない。伝えておいてくれ、決戦の日の昼に学校の屋上で話があるとな」
そう話した後、夜の闇に姿を消したがクロウとティアは静かに自宅の部屋にいた一真に報告した。二度目の風呂に入っている深雪と万理亜だが、一真は疲労していない状態でラースとゼストが俺達を見ていた事を事前に知っていたから偽り情報を与えたからだ。
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