機動戦艦ナデシコ
1365話
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程度鍛えている者達であれば、ナデシコ世界で好き放題にテロを起こすことは可能だろう。
全く気が付かずに施設の奥深くまで入り込み、大規模魔法辺りを使えばナデシコ世界の連中には防ぎようがない。
確実にそんな手段を取るとは思えないが、草壁から感じたあの性格を考えると、信念の為であれば普通にやりかねない怖さがある。
実際、草壁は魔法に強い興味を示していたし。
そう考えると、もし木連に魔法を教えるのだとすれば、連合軍や連合政府にもその辺を教える必要があるだろう。
「じゃあ、取りあえず魔法はまだこちらのテーブルには出さないという事でいいわね?」
エザリアの言葉に頷きを返す。
向こうが何を求めてくるのかは分からないが、こっちが最優先に提供するのは、やはり資源と食料がベストだ。
どちらもキブツを使えば生み出せるし、最悪食料は他の世界から輸入してそれを流すという方法もある。
「けど……さっきも言ったけど、それだけだとプラントを引き出せるかどうかは分からないわよ? いえ、寧ろ難しいと言った方が正しいでしょうし」
「それでもエザリアにはそれで頑張って貰う必要がある。……色々と厳しいが、頼むぞ」
そう告げると、エザリアは笑みを浮かべて頷く。
「ええ、その辺は任せておいて。私も出来る限りの事はしてみせるわ」
「……大体の事は、エザリアが判断して構わない。好きにやってくれ」
こうして、交渉はエザリアに全権委任する事に決まったのだった。
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