第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
FF7 〜勇気の翼・漆黒の翼人〜
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!」
右手を振り払い、指をチョイチョイ、と曲げる。
蒔風の目に炎がともる。
「さあ来いよ、英雄。このオレの胸に宿る正義が、願いが!!オレの勝因だ!!」
ゴッゴォア!!!!
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「セフィロスめ・・・いらんこと言いやがって」
「お前の相手は俺だ」
「奴」の背後にクラウドが立つ。
「おいおい・・・オレは間違いなく「マイカゼシュン」なんだぜ?それを殺すのかい?」
「あいつは、お前じゃない。いや、お前は・・・「マイカゼシュン」ではない!」
「は!・・・そういや、セフィロスとお前も同じような存在なんだったな。そいつを乗り越えた奴の理解は早いねェ。ま、オレもあいつと同じだなんて虫唾が走るがな」
「オレとセフィロスは・・・違うさ」
「なに?」
「もう迷わないと決めたからな。オレは・・・・」
ダンッ!!ゴォウ!!!
ガギィ!!!!!
「オレは、ひとりじゃない!!!」
クラウドと「奴」が打ち合う。
「奴」もクラウドもその剣の合体を解き、お互いに猛攻を仕掛ける。
しかし一本、また一本とクラウドの剣が弾き飛ばされる。
そしてついにクラウドは最後のファースト剣になってしまう。
「そんなんでいいのか!?元ソルジャーさんよ!!」
「自称、だ!!」
「奴」が魔導八天を一つにし、飛びかかってきたクラウドを弾く。
クラウドの体が飛び、瓦礫に埋もる。
「奴」が静かに構え、クラウドの方へ走って迫る。
するとそれを待ち受けるかのように、クラウドの居る場所の土煙と瓦礫が吹き飛んだ。
「フッ、ハアァ!!」
クラウドが頭上でファースト剣を一回転させ、両手で持ち、腰を落とす。
全身から蒼い炎のようなオーラが吹き出、剣までを覆う。
ドウッ!!
「奴」の走ってくるタイミングに合わせ、クラウドが突進する。
「奴」がクラウドの剣を弾く。
クラウドが「奴」の頭上を回り、背後に立つ。
「奴」の後ろ蹴りがクラウドの腹に命中し、その体が舞った。
「いくぞ!!クラウド・ストライフ!!討ち取らせてもらう!!」
「奴」が宙のクラウドに向かって飛ぶ。
クラウドまであと五メートル
そこで、クラウドの眼がカッ!と見開かれる。
「(ブォン!)集え!!」
クラウドの叫びと同時、散っていっていたクラウドの剣、計五本がクラウドに集まっていく。
その途中にいる「奴」を切り刻みながら。
「ぐおおお!?」
「ハアッ!!!」
ドゴン!!!
「奴」に向け、ファイガを放
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