第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
FF7 〜on The Highway〜
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
ハイウェイを二台のバイクが駆ける。
数本の道路が並び、走っていく度に何車線かが別れたり、他から一つになったり、高くなったり低くなったりしている。
ミッドガルに向かってフルスピードで、二台のバイク―――クラウドと蒔風が走っていく。
カタージュが攫われた方向に見当がついているようなクラウドの後について、蒔風がついていく形だ。
だがこのまま、何も起こらないわけがない。
走っていくうちに、右の方に下から道路がこちらに合わせた高さに上がってきて、それが二人の道路と並んだとき、駆ける漆黒の巨大な体躯が並走し、飛びだしてきた。
ダンッ!ドスァ!!
駆けてきたのはケルベロス。
それがこちらの車線に飛び乗り、二人に襲い掛かってくる!!
ガッ!ギャリン!ギャギャギャギャギャ!ブォン!!
バイクをスピンさせてかわし、先に進む二人。
だがケルベロスは二台の後ろに張り付き、追ってきている。
「あいつはなんだ!?」
「「奴」の召喚獣だ!!気にするな。このまま突っ切る!!」
その後ろから蒔風を引き裂こうとケルベロスの腕が襲いかかる。
すぐ後ろを爪が襲い、蒔風がバイクごと浮き上がり、そこにさらに襲いくるケルベロスの腕。
蒔風はバイクごとその腕に着地し、ケルベロスの上空にさらにジャンプする。
そしてバイクを飛び降りて消し、「風」「林」をケルベロスの背中に突き刺した!!
・・・・が、そのような攻撃はケルベロスにとってたいしたことのないものだ。
そのままケルベロスがクラウドに襲いかかろうとし、それに揺られて蒔風は必死に二本の刀をハンドルのように握リ締める。
「うおおおおおおおおおおッ!?ゆっ、揺れっ!!」
「シュン!!」
クラウドが背に背負っていたファースト剣を抜き、180度方向転換し、ケルベロスに向き合いながら走行する。
そして襲いくるケルベロスの爪をバイクを残してジャンプでかわし、しがみつく蒔風をそのまま回収して、後ろに落ちる。
ピッタリのタイミングでフェンリルがケルベロスの足の間を抜けてやってきて、そこにクラウドは跨り、蒔風は後部座席に立った。
さらにケルベロスが後ろ足で踏みつけにくる。
「十五天帝!!(ダンッ)」
蒔風が十五天帝を出し、そのうちの獅子天麟を構えながら飛ぶ。
バッギャッ!!
蒔風がケルベロスの足を弾いてから足の脇にバイクを出してそれに着地し、並走する
クラウドが反対側を走り、二人が剣を構えて同時に突っ切った!!!
「フンッ!!ハアッ!!」
「お、りゃぁ!!」
二人の剣がケルベロスの後足と前足の腱を切り裂いた
ドキャッ!!!ドゴン!!ガリガリガ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ