第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
FF7 〜自称・元ソルジャー〜
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「それくらいの能力なら、持っているやつがいてもおかしくない」
「あら・・・・」
「でも・・・世界を壊して新しい世界を作るって・・・まるで・・・」
「まるで・・・どうしたんだ?」
「・・・セフィロス」
「だれだ?」
「かつての・・・英雄だ」
この星を破滅に導かんとする者、セフィロス。
かつてセフィロスは神羅カンパニーという一大企業の私兵部隊、その中でも最強のソルジャーだった。
神羅カンパニーとは、ミッドガルにあった、この星全体に影響をもっていた大企業。
ライフストリームを魔晄エネルギーに変えて発展していったため、生活は豊かになったが、星の力を使っているために反乱分子も多かったのだ。
今はもう神羅カンパニーは潰れ、少数のメンバーによる復興がなされているだけだ。
そしてその神羅が治安維持のために所有していた私兵部隊の中でもエリートたちが「ソルジャー」である。
セフィロスはその中でも「英雄」と言われた男だ。
しかし、彼は自身の出生を知り、世界を憎むようになる。
彼はある実験によって生み出されたのだ。
ジェノバと呼ばれる古代に宇宙から飛来した生命体の遺伝子を埋め込まれて誕生したセフィロス。
ある任務の途中でそれを知った彼は、ジェノバを自らの「母」と呼び、それをかつて葬り去った人類に憎悪を抱き星を滅ぼそうとした。
また、前に現れた時には、この星を自分のものとし、かつてジェノバが宇宙をさまよったように、新たなる地を求める、と言っていたそうだ。
それらはクラウドたちが阻止したのだが・・・・
「たしかに・・・「奴」の考えと似ているな」
「まさか「奴」って・・・」
「違う」
蒔風がティファの推測をさえぎる。
「「奴」はセフィロスじゃない」
あまりにもバッサリと断言する蒔風にクラウドが疑問の声を投げかける。
「お前は・・・「奴」が何者なのか知ってるのか?」
「・・・・「奴」は様々な物を利用してくる。何をしてくるかわからないからな」
クラウドの追及に、蒔風が強引に話題を変える。
だからクラウドはそれ以上言及することをやめた。
彼自身にも、あまり突っ込んで聞かれたくないことはある。
「「奴」が利用する物は?」
「「記憶」だ。その地に刻まれた記憶から現象としてそいつを引っ張り出してくる。さっきの話だと、多分セフィロスを・・・」
「無理だ。セフィロスの記憶はどこにもない」
クラウドが否定する。
「セフィロスは消滅するとき、ライフストリームとなることを拒んだ。あらゆる場所を探しても、セフィロスの記憶はないんだ」
『私は・・・思い出にはな
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