第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
FF7 〜自称・元ソルジャー〜
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「ん?いや、荒野の丘の上の黄色い花の咲いてるとこにあったよ?」
「・・・・そうか・・・」
「・・・なあ、ちょっと・・・名前聞かせてもらっていいかい?」
「なんでだ」
「いや、何となくさ」
「・・・クラウド・ストライフだ」
「ん・・・おぉ〜〜う。オッケオッケ。わかったぜ」
「なにがだ?」
クラウド、という男の名を聞くと、蒔風の頭に情報がいくつか流れてくる。
無論、彼の詳しい個人情報は流れてこないが、この世界に関する情報は多少なりとも手に入った。
「オレの名前は・・・(えっと、この世界だと名字逆だから・・・)シュン・マイカゼだな」
「興味ないな」
「そっちがそうでも、そうはいかないんだよな。話を」
「知らないな」
「聞いてってのに・・・・」
例のごとく蒔風が説明を始めようとするのだが、クラウドがフイッと首を逸らして、二階に行ってしまおうとする。
カクリと首を倒してあらら、と苦笑いをする蒔風。
すみません!!とティファが勢いよく誤ってから、お礼言わないとだめでしょ!、と追いかけて
「お前の命が狙われている、と言ったら?」
二階に頭半分が隠れたクラウドに向かって、そうつぶやいた。
思わず、クラウドの足が止まる。
「・・・どういうことだ」
「興味を持ってもらって助かるぜよ。では、ザ・説明ターイム、と行きますか」
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説明には10分と掛からない。
話し終えて、蒔風が締めの一言を述べる。
「ま、とにかくクラウドの命を狙ってくる奴がいる、ってことだな」
「信じられない・・・・」
「だよなぁ。クラウドは?」
「・・・その「違う世界の力」を見せてもらいたい。それからだな」
「んじゃ、とりあえず・・・獄炎!!」
スタッ、とイスから降りてドヤ顔で手の平に炎を躍らせる蒔風。
それ自体には驚かないクライドだが、蒔風は説明を続ける。
「確かこの世界で魔法を扱う際はマテリア、ってのが必要なんだっけ?でも、見ての通りオレはマテリア持ってないぞ」
マテリアとは、この星の体内を巡るエネルギーであるライフストリームの結晶である。
ライフストリームとは、あらゆる生物が死によって星の中心に還るときに、持っていた知識やエネルギーが蓄えられ、世界全体が栄え再び新しい命を生み出す源となる力の流れのことだ。
その結晶であるマテリアを使用することで、この世界では魔法を使えるのだ。
「・・・確かに、マテリアはない。が・・・・」
「まだ何か?」
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