暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
とある科学の超電磁砲 〜とある物語の単発戦闘〜
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「・・・とまあ、そういうことなんですわ」

蒔風が御坂美琴と白井黒子に説明を終える。


目の前に再び出現した蒔風。
「奴」が別の方面からこの世界にまたやってきたので、今度は彼女たちに話をする羽目になったのだ。


「それで?だったらまたこの殿方を狙ってくるということなんですの?」

黒子が上条の方に目をやって言う。


「いいや、違うよ。今度はこの御坂美琴を狙ってくる」

「なんでだ?「奴」が狙うのはその・・・最主要人物ってやつだろ?オレじゃなかったのか?」

上条の当然の疑問に蒔風が答える。


「いや、一つの世界に最主要人物が一人とは限らないんだ。御坂美琴もまた、最主要人物ってことだ。たぶん・・・彼女には彼女なりのエピソードがあったりしたんだろうよ」

「は・・・はぁ・・・」

蒔風の説明にあきれたように会釈する一同。
よくわかったようなわからないような、そんな顔をしていた。

「ま、そんな難しいことはいい。重要なのはこのビリビリちゃんが狙われ(バゴン!!)御坂が狙われるってことだ」

途中、蒔風が御坂にド突かれたが、滞りなく説明が終わった。


「よし・・・じゃあオレも!!!」

「「あんた(とうま)はもう動いちゃダメ!!!」」

やる気のともった目で立ちあがろうとする上条を、御坂とインデックスの二人が押しとどめる。


「ってぇなおい!!」

「バカやろ。当たり前だ・・・天馬!!」

そんな上条を見てあきれる蒔風。
そして一本の剣を突き立てて叫んだ。

すると、そこに少しい上げる程度の大きさの馬が現れた。
獣神体で召喚されたその天馬の背に、上条とインデックスを投げ乗せる蒔風。

そしてその足をペシンと叩き、頼んだぞと押し出した。

「病院に連れてけ。で、一応お前はそのまま待機な」

『りょーかい。おい、しっかりつかまってろよな!!』

「え?おい、蒔風ぇぇぇぇ・・・・・」

フォードアウトしていく声。
三人が眺める中、天馬が飛び去って視界から消えていった。


「な、何だったんですの?いまのは」

「あれ?オレの召喚獣ってやつかな」

「召喚獣!?まんまゲームみたいな話じゃない!!」

「だから、別の世界のだって・・・」

「・・・信じるしかなさそうね」

「そうですわね・・・」

「さって、これからどうすっかね」

「ま、まぁ、やることは決まってますわ」

「あれあれっ?なんで手錠?」

カチャリと、黒子が蒔風に手錠をはめている。
その顔はにんまりとしていた。


「先の容疑で連行ですわよ?あと、負けた腹いせも受けてもらいますわ」

「なんっ!?」

「まぁねー私も負けたか
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